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再開おめでとうございます。また管理人様お疲れさまです。 質問をさせてください。艦の最後の防御手段である近接防御兵器を自衛隊においては一貫して20mm CIWSを使っていますが、阻止力の不足がいわれて久しいにも関わらず、今後もしばらくは新規の調達を続けるのでしょうか。 そうであれば直接的な理由は何ゆえでしょうか。(金がない、ときたら悲しいな) また背景にある優先度、方針などもご教示いただけるとありがたく。 宜しくお願い致します。 我が逃走 |
- 私は同じ色とはいえ職種が違うので推測しか書けませんが(尤もその職種でもかける事とかけない事がありますが)
>今後もしばらくは新規の調達を続けるのでしょうか。
19DDの予想CGにには描かれているので少なくとも当分は続けると思います
>直接的な理由は何ゆえでしょうか。(金がない、ときたら悲しいな)
それもないわけではないと思いますが(悲)新規に他のCIWS(例えば30oゴールキーパーやRAM等)を調達するとなると当然
1,その要員の教育をせねばならず(基本は兎も角整備や運用となると当然別物になる)
2,尚且つ弾薬や整備部品も別物(当然少なくとも暫くは補給体系が二本立てになる)になり唯でさえあまり潤沢とはいえない装備関連予算を圧迫する
3,そしてそこまでして他のCIWSを調達してもそれぞれに(勿論現行のCIWSにも)
欠陥を抱えている以上まだ今までの整備ノウハウを活かせる現行CIWSの方がまだまし
という事があると思います
霧番
- 海の人はMK15 CIWSの阻止力が不足しているとは思ってないからです。
対艦ミサイルは動力付き徹甲爆弾であり、近距離でそれを確実に阻止するには弾頭を破壊するしかなく、そのためには高貫徹力で且つ高精度なAPDS弾を高い発射速度で打ち出すMK15に現状で勝るものはありません。最新のBlock1Bでは電子光学系の追加と銃身の延長、改良弾の採用によりさらなる高精度化と高貫徹力が付与されています。
RAMは旧東側に超音速対艦ミサイルが登場したことにより、対応距離(時間)のさらなる延伸を求めて登場してきたものですが、本家の米海軍においてもそれ程評価は高くなく、だったらESSMの方が良いとの意見もあるようです。GoalkeeperもFrangible-MPDSの採用など、魅力的な面もあるのですがMK15と比べると精度、価格、そして何より大きく重い(ただでさえトップヘビー気味な現代の軍艦では無視できないファクターです。K国艦船はどうなっているのかしらん。)等でMK15の代替とはなり得ません。
AP1@やっと出た
- 1,2で概ね言及されていますが、3つ使って居る家から一言。
Goalkeeper→Type22で採用→Type23で消滅(理由はいくつかありますが、SeaWolfの方が良いと言う話もありました)
RAM→"HMS York"にMK15 CIWSの銃身と換装した型を搭載→他艦に搭載されずじまい
結局Type45ではMK15 CIWSを採用(Q.E級も)
ま、落ち着くべきところに落ち着いたのではないかと。
RNR
- 追加便乗質問。
実戦で20ミリCIWSの成果が無い以上、実射テストを行って対艦ミサイルの破壊に関する効果を確かめるべきだと思うのですが、そういった試験は過去に行われたことがあるのでしょうか?
ゴールキーパーについては1990年にエグゾセとハープーンで要撃試験を行い、成功したようですが。
また、SS-N-22のようなマッハ2級のミサイルを想定した試験に関して、行われた事はあるのでしょうか?
きん
- http://www.dtic.mil/ndia/ammo/martin.pdf
これでも読んでみると宜しいかと。
SUDO
- 海上自衛隊のCIWSが米軍のA6を撃墜した事故があったのでは。
山
- SUDO様の「5」の回答が「4」の質問に対するものであったと仮定して、当方恥ずかしながら、pdfファイルが開けない環境でして、どなたかこのファイルが開けた方に再質問です。
20ミリCIWSについて、要撃試験の事実は存在したのでしょうか?
「あった」とか「なかった」でも結構です。
きん
- 以下の映像はターゲットドローン(BQM-34)に対する射撃シーンですが、実際にはミサイルのみならず、その他にも127mm砲弾(HE)、航空機から投下された普通爆弾等、多種多様な目標に対する要撃試験が行われており、何れも満足いく結果を残しています。
http://jp.youtube.com/watch?v=T4hA8IqSC58&eurl
AP1@やっと出た
- ありがとうございました。助かりました。
きん