1690 日本海軍の中艇、大艇の関係において質問させていただきます。
日本海軍は中攻と大攻のように飛行艇においても中艇、大艇を整備する計画があったと聞きました。
ところが実際のところ飛行艇では九七式、二式といった大艇しかなく中艇に該当する飛行艇の整備がされていないように思いました。
中艇が量産整備されなかった理由があるのでしょうか?
ご教授下さいますよう宜しくお願い申し上げます。
みかん段ボール

  1. 九九式飛行艇があります。
    BUN

  2. 回答ありがとうございます。
    完全に自分のリサーチ不足でした。
    変なことを聞いてしまい申し訳ありません。
    みかん段ボール

  3.  91式中型飛行艇はそれなりに使用されたようですが、99式は97式のほうが性能がよかったために量産整備されなかったようです。
     
     
    hush

  4. C計画あたりから、ほかが増隊される中で、中艇隊の隊数はむしろ減らされてゆきます。
    機材整備の主軸が攻撃飛行艇からより有望な陸攻に切り替わったからであり、
    九九式より九七式の方が性能がよかった、ということがあったとするならば、
    哨戒飛行艇としての任務で考えられるようになったから、といえます。


  5. >4
     なるほど、そういう理由でありましたか。
     こちらは、哨戒任務しか頭になかったのですが、航空機による長距離攻撃を模索していたことを考えないといけないのですね。
     御指摘、ありがとうございます。
     
    hush

  6. C計画の頃だとちょうど、大攻と中攻、大艇と中艇の組合せで基地航空兵力の攻撃隊を予算を節約しながら揃える、という方針が固まったあたりです。
    補助的な存在だった中攻、中艇のウェイトが増した時期ということで、構想上では中艇はより求められた時期といえます。
    そして開戦時、飛行艇は東港空、横浜空などが他の陸攻航空隊と共に攻撃部隊の一翼を担って大編隊を組んで空襲、雷撃まで実施しているので飛行艇の主任務が哨戒主体へと移行したのは二式大艇の雷撃機としての性能不良が顕在化してからのことです。
    BUN

  7. >6
     御教示多謝。
     97式があまりによすぎたのでしょうね。97式も欲張った要求でしたが、99式の場合、さらに欲張ったものを2発で行おうとして基本性能が悪すぎたような気がします。しかも、開戦後に制式採用された2式が仰るような状態でしたので、構想が頓挫したというところでしょうか。
     
     
    hush


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