1685 日本陸軍の全面塗装された機種の、塗り直しに関する質問です。
先日、一式双発高等練習機の展示を見たところ、少なくとも1度は機体外側の全面が再塗装されているようでした。

製造がS17.9.15、墜落がS20.9.27ですから、概ね1年間の運用期間のうちに全面再塗装されていることになります。
塗り直されそうなタイミングと言えば、38戦隊の編成されたS18.4.15の前後だと思っているのですが、この当時もせいぜい半年しか経っておらず、感覚的ではありますが全面再塗装の必要があるほど塗装が傷んでいる可能性は低そうだと思います。

そこで、どちらかというと機体の補修としての再塗装よりも、現代で言うIRANのような大掛かりな定期修理の折に何らかの理由で塗り直されたものか、あるいは陸軍は寒冷地仕様として降着用のソリの開発を続けてたぐらいですし、寒冷地に向かわせる機体に対して保護のために塗料を塗り重ねるような規定でもあったのだろうかと思ったのですが、いまいちピンときません。

なにかお考えをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひお聞かせ願えると幸いです。
Shusui

  1. 文末がおかしなことになっておりました。
    *ぜひお聞かせいただけますと幸いです。
    Shusui

  2. 戦後に再塗装された可能性もあるのでは?終戦から76年経っていますから、戦後の劣化により再塗装されたとも考えられると思います。
    Ham

  3. >Hamさん
    申し訳ありません。
    墜落時機はS18のミスタイプでした。
    よって戦中に墜落し、2012年に十和田湖から引き上げられるまでは人の手は入っていません。
    Shusui

  4. 製造最終工程で一旦塗装、部隊配備時に再塗装・・・
    なんて面倒なことはやらないですかね・・・
    陸奥屋

  5. >>4
     航空機については分かりませんが現在の自衛隊の車両はそのようになっていますね。工場からロールアウトする車両と自衛隊に配備されている車両では色が違います。
    おうる

  6. >>陸奥屋さん
    >>おうるさん

    一式双発高等練習機に関しては、ロールアウト時に工場で塗装されたものと塗り直した後は機番のステンシルの書体が異なることや、露出している「ノルナ」の標識が味わいのある感じの手書きになっていることから、部隊での塗装ではあると思います。

    ただ、38戦隊への配備時ではまだ半年も運用しておらず、その短期間で全面の塗り直しが行われるのか?という点でちょっと不思議に思っています。
    Shusui

  7. >>6、>>5の捕捉になりますが、自衛隊では納入された車両はそのままの塗装では使いません。ロールアウト時には皆さんおなじみの緑色じゃなくて、あの色よりも若干カーキ色に近いオリーブ色をしています。納入されてすぐに塗装するので、ロールアウト時の色を知っている人は少ないでしょうし、写真も殆ど無いと思います。

     所属部隊を示す表記の塗装等は所属部隊でしますから、航空機もやっぱり納入時点で色を塗ってしまってたんじゃないですかね?
     個人的には配備後半年も運用してないのに全面塗りなおしが行われている事に疑問は持ちません。
    おうる

  8. この時期の日本陸軍機で再塗装は何か大きな理由が無ければやりませんので、事故か改修などで外板の大幅な交換が発生したなど、何らかの「事件」があるのではないかと推定しています。
    BUN

  9. >>おうるさん
    自衛隊車両で言えば「Z8201E防衛省規格標準色」における濃緑色(迷彩用)が部隊塗装に当たりそうですね。
    陸軍機の多くは無塗装のまま納入され、納入時点で部隊において迷彩塗装をされるのが倣いですが、灰緑色の機体は工場で出荷した時点で塗装が施されていただろうと思われるので、更にその上に迷彩ではなく同じ色を塗り重ねるのは、結構不思議に思うのです。


    >>BUNさん
    何かしらのルールが存在するわけではなく、イレギュラーな個体である可能性が高そうなのですね。
    全面再塗装となると相当大掛かりな整備ですから、機体になにかの痕跡が残っていそうで今後の調査が楽しみです。
    Shusui


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