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第二次世界大戦中のソ連のイリューシンIl-2 は、胴体の前半部には装甲が施されていました。この部分については、モノコック構造と説明しているものもあります。このことについて分からないところありますので、教えてください。 a. エンジン整備の時、どのように装甲部分を外すのでしょうか。プロペラを軸から外した後、先すぼまりの円筒状の装甲を前方に引っ張り出すのでしょうか。この部分と後方の接続はどのようになっていますか。単純にボルトとナットでしょうか。 b. 上記部分(エンジンを囲む部分)は、上部(厚さ6mm)と 両側面(4mm?) の少なくとも3部分があります。これらを一体化するのは溶接でしたか。 ではよろしくお願いいたします。 電機戦艦 |
- P-39/-63からの類推ですが、Il-2/-10のバイタルパートを覆う装甲は剥き出しで機体表面であるためバスタブで無く舟形で、その舟形の下面部に強度を持たせ上面は整備の為簡単に取り外せると考えます。
ミクーリンAM-34は正立ですのでシリンダーヘッドは上側にあり其処を見るだけなら上面の装甲パネルを外せばよく、シリンダーブロック下面を整備したいときにはエンジンの方を抜き取る、では
にも@推察。
- 云わずもながですがIl2/10のコンセプトは、そのまま胴体になるよう空力的に整形され強度を受け持てる様に設計された、バイタルパートをその中に収める舟の形をした装甲による強度構造に、翼と尾部を付け上面装甲・風防を乗せたものです
にも@追記。
- 「世傑」の写真および「精密図面を読む」の図面を見ますと、
上面・側面中央部(排気管まわり)・下部が開閉式のパネルです。
外板の接合はリベットです。溶接は歪みの問題があってできないそうです。
超音速
エンジンの交換
https://massimotessitori.altervista.org/sovietwarplanes/pages/il10/details/engine/eng-removing.jpg
下記の中に有ります。
https://massimotessitori.altervista.org/sovietwarplanes/pages/il10/details/engine/engine.htm
カウリングの上部はわりと容易に外せると推測しますが?
百九
カウリングの上部(ねじ止めだと思います。)
http://vvs.hobbyvista.com/Research/Ilyushin/Il-2/Walkround/Serbia/07%20Cowling%20Top.jpg
Photograph Walk-a-Round
http://vvs.hobbyvista.com/Research/Ilyushin/Il-2/Walkround/Serbia/
百九
- 割り込みます。まったくの私事の偶然ですが現在IL-2Mのプラモキットを作ろうとしていたところです。チェコのエデュアルド製の1/48(エッチング以外のプラ部分は韓国アカデミー製。金型は恐らくイタレリのOEM。主翼後退角の小さい初期複座型)です。
ところが後発のタミヤ製1/48と色指定の異なる点が多々あり、着手するのに躊躇しておりました。図らずも実機写真を見ることができ、脚庫内の色味、上下の塗分け線など非常に参考になりました。どうやら取りかかれそうです。電気戦艦様、百九様、この場を借りて御礼申し上げます。先々完成のあかつきには、また写真を画像掲示板にUPしたいと思いますので、ご意見なりいただければ幸いに存じます。
備後ピート
- にも様、超音速様、百九樣 ご教示、図面の紹介ありがとうございました。早速関連サイトで写真など沢山見ました。現在のところ、私は以下のようになっていると思いました。
a. エンジン の周囲には多くの開閉可能な部分があり、パネルがボルトで枠に止められているようです。また、下方には、ヒンジ付きのパネルが複数あり、留め金で閉まるようになっています。それでこの部分についてはモノコックといっても材料的(力学的)な連続性がない部分は多くあるようです。
b. 操縦室と(防御されてからの)機銃手収容部分は、鋼板が重ね合わされ、リベットで接合されています。これによる段付きは写真で見えます。
とにかくこの機種はユニークで今後もさらなる調査研究が必要と感じました。備後ビート様、プラモ製作では、パネルのつながりに注意してまた発見があればお知らせください。
電気戦艦