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豊中市の中学校所蔵の木製落下タンクが期間限定で人権平和センター豊中で展示されていました。 木製の落下タンクで塗色は灰色でオリジナルのようです。ラベルの容量が200リットルとされていますので、いわゆる「統一型増槽二型」にあたるものかと思います。 形状、給油口、バルブなどは高松市平和記念館所蔵のもの( http://jmapps.ne.jp/takamatsu_bunka_center/det.html?data_id=2513)と同じで、貼付けされた2枚のラベルのうち、「取扱注意事項」のラベルは様式は異なるものの内容は一致しています。 豊中市の方のもう一枚のラベルには「名称:標準型木製落下タンク、製造年月日:19.9.30、容量:200立、製造所:東洋金属木工株式会社」などほか、番号、検印、自重、試壓の記載があります。 来歴はよくわからないそうですが、場所的に伊丹飛行場(大阪第二飛行場)の陸軍飛行隊などに関係するものかとも思うのですが、製造会社やタンクそのものにつきまして、何か情報をご存知の方がおられましたら、ご教示をお願いいたします。 トッキー |
- 東洋金属木工株式会社が兵庫県にあったグライダーの製造等をやっていた会社としか分かりませんでした。
hush
- 念のために書いておくと、壓は圧の旧字です。
御存知だったら御免なさい。
hush
- 参考になるか判断つきませんが、回答が付かなかった小生の過去質問です。
http://www.warbirds.jp/ansqn/logs/A004/A0000956.html
この質問の1つ目のリンク先に、「統一型増槽二型は容量200リットル。 木製合板張のものと、竹製布張のものがあった。」との記載があります。
添付の動画によると、木製合板張の落下増槽にも布を張り付けるみたいですね。
https://m.youtube.com/watch?v=PY6T0nZ4q1c&feature=related
太助
- 東洋金属木工は昭和19年度の軍需省からの木製統一落下タンク二型の発注先として記録があったと思います。名称は落下タンクで、落下増槽は落下式増設燃料槽の略で海軍の用語で陸軍用には使いません。
BUN
- hushさん いつもありがとうございます。大変、参考になりました。
太助さん 参考リンクをご教示いただきありがとうございます。
BUNさん いつもありがとございます。名称の件、参考になりました。不明を恥じております。ご指摘いただいた軍需省の記録、どこかで見ることは可能でしょうか?
トッキー
- 防研で商工省/軍需省の資料を探すと見つかります。
BUN
- BUNさん 何度もありがとうございます。資料、探索してみます。
トッキー