1631 空対空ミサイルって、最後まで燃焼しているのでしょうか?途中から滑空しているのでしょうか?
東亜連邦

  1. 1.以前、AAMの最高速度と高度の関係に関する質問に対して「実用化された直後のAIM54Aに関する当時の説明記事では、射距離を稼ぐため弾道コースをとる旨記載されていた」と回答しましたが、あれから50年近くたった現在も基本は同じと思います。
    2.目標に向かって落下しつつ(滑空ではありません)接近するのは、目標の回避運動に対抗する運動性を保持するのも一つの理由だと思います。
    3.目標との距離及び高度差に対応して、どの様な弾道コースをとるか(初期の上昇角をどのようにするか)の制御がなされているかもしれません。これは、比較的射程が短い赤外線追尾ミサイルでも同様かもしれません。
    4.なお、弾道コースでは、背景が雲どころかチリが極めて少ない成層圏となる(S/N比が極めて大きい)ため、容易に探知されるかもしれないので、何らかの被探知手段が採用されているかもしれません(地対地ミサイルに関する近年の新聞記事では、目標が動かないため途中でコースを変えることが検討されたりしているようです)。
    UK

  2.  ロケットを数秒間燃やした後は滑空しております。
     
    hush

  3. 1について一部修正します。
    1.3の「高度差」を「自分の高度」とします。
    1.4の途中でのコースの変更は、撃墜されることを少なくするためであり、探知の回避ではありませんでした。また、弾道コースであれば探知される確率が高いのは、ほぼ直線コースをとる(反射波のS/N比改善の数学的処理が容易となる)こともあると思われます。
    UK

  4. 回答ありがとうございます。滑空ではなく、慣性で飛んでいるだけですね。
    ところで、AIM-54は最後まで燃焼していると耳にしたのですが、AIM-54も他のミサイルのように途中で燃料が切れるのではないのでしょうか?
    東亜連邦

  5. 4について  燃料は、直ぐ(多分10秒程度で)燃え尽きると思います。また、そうでなければ簡単に探知されてしまいます。
    UK

  6. AIM-54に関してはboost 30secとなっていますね。
    https://apps.dtic.mil/dtic/tr/fulltext/u2/a142508.pdf

    太助

  7. UKさん、hushさん、太助さん、ありがとうございました。
    東亜連邦


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