主兵装が大型の航空魚雷だからです。
小型爆弾の搭載を重視する九七重では爆弾倉扉を開いた際の抵抗増加による速度と照準時の操縦性の低下が問題になっています。扉を開くと遅くなり、しかも操縦がやり難くなるので爆弾があたらない、ということです。なので扉があれば進歩しているという訳ではありません。魚雷搭載用の爆弾倉覆いを着けた方が有利と判断されているのです。
ＢＵＮ

ありがとうございます。単純にひらけば良いというものではないのですね
ヘイミー

爆弾倉扉の変遷は面白いですよね。
九七式重爆で不評だった外開きの扉は四式重爆では抵抗が小さく操縦性を損なわない摺動式に変わります。
これは設計時に期待された速度の優位が失われたと認識されてから計画された一式陸攻二二型にも採用されています。
ＢＵＮ

飛龍は確か爆弾の積み方が立体的で凝ってますね。
スペースや重心のやりくりで機体によっていろんな工夫がされているのが面白いです。
ヘイミー