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日本陸軍の三式連絡機についてなのですが、同機は尾輪ではなく尾橇式となっています。 わちさんぺい氏著「空のよもやま物語」では離着陸の滑走を指して「やすりをかけるようなもの」と表現され、一度の飛行作業ごとに尾橇を取り外して溶接工場へ持ち込み鉄片を盛ってもらう……といった描写がありました。 同氏は尾橇を尾輪に交換して問題を解決しているのですが、三式連絡機が配備された他の部隊でもこのような尾橇に関する不満や改善案などが出ていたのでしょうか? ご存知の方がおられましたらご教示頂きたく、宜しくお願い致します。 元自 |
- 前線の未舗装滑走路が前提の三式指揮連絡機の尾橇は内地の舗装滑走路には向かなかったことでしょう。尾橇は草地で着陸する際はブレーキの機能も果たしていたはずです。
同じように内地の舗装滑走路で使用することが多い二式高等練習機も尾橇装備と尾輪装備があります。
BUN
- 回答ありがとうございます。
同署には尾輪へ交換する前は「滑走は出来るだけ草地でやって欲しい」と希望を出していたともありましたので、本来舗装滑走路での運用はしない筈だった……という事と考えて良いのでしょうか。
二式高等練習機で尾輪/尾橇の両方があったという事は三式連絡機にも正規の尾輪装備機があった、と考えてよさそうですね。
元自
- 三式指揮連絡機(陸軍三式指揮連絡機が制式名称で、三式連絡機の名称は途中で変更されています。)にも尾輪装備に交換する準備があったと推定していますが、まだ具体的な資料は見つけていませんので断言できません。
BUN