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複葉から単葉に直接改造してできた飛行機ってあるんですか? Elzilla |
- 調べてみましたらフランスのポテーズ25という複葉機をパラソル単葉に改造したM型というのがありました。もっとも、1機しか製造されていませんが。
hush
- hushさん ご回答ありがとうございます。戦間期のごく初期はあまり注目されないのか情報が少ないんですよね。
Elzilla
- Elzilla様、御質問の主旨からは外れていますが、以下の2種は単葉機と複葉機の折衷として面白いものです。
1.Hillson Bi-mono; 離陸時は複葉、離陸後に上翼を放棄して単葉機となる。ハリケーンの機体を利用して、Hilson FH40なる試作機が作られました。
2.IS-1, IS-2 (IS-3,4も計画されたらしい);可変翼または折り畳み翼の機体です。離陸時は複葉、離陸後に下翼を折り畳み単葉機となる。「変な飛行機」として有名?(ここの飛行機データベースにもニキーチン・シェフチェンコとして記載されています。)アドレスを貼り付けると撥ねられるようなので、「ИС-1」などで検索してみてください。
日本語の解説を見つけました。「ソ連のレシプロ”可変”翼機 - Красная Библиотека」で検索してみてください。
タンジェント
- どちらの機体も航空機の高速化とともに多発するようになった離着陸事故への対応のためにこのような形態を採ったんですね。
Elzilla
- https://en.wikipedia.org/wiki/Halton_Mayfly
1.と同様の例としてハルトン・メイフライという軽飛行機があります。
パラソル翼化したコンバート機は「マイナス(Minus)」と呼ばれました。
超音速
- >4
少なくともHillson Bi-mono の場合、slip-wing は離陸距離の短縮が主目的だったそうです。複葉機として滑走路の延長なしで高速大重量の機体を離陸させ、上空では単葉機として高速運用する、つまりは高揚力装置が発達すれば意味を失うのです。しかも上翼は放棄する使い捨てなので着陸時には効果がうすいのです。
IS-1の場合も、当初は離着陸事故への対応が大きかったようですが、後になるほど離着陸は複葉機で飛行時は単葉機の良いとこどりを狙っているようです。なお「ИС-1」で検索かけると戦車が先に引っかかってしまいmすね、ごめんなさい。
タンジェント
- カーチスXF13Cという複葉/パラソル単葉の両用機があったそうです。
「世界の駄っ作機8」に収録されてます。
超音速