1620 AN/APS 20を搭載したTBM-3Wは対潜哨戒に使われたそうですが、ADスカイレイダーやB-17に搭載した時は早期警戒機として使われています。
同じレーダーで対空・対水上は兼用できるのでしょうか。

ヘイミー

  1.  相も変わらずWikipediaで申し訳ありませんが、https://en.wikipedia.org/wiki/AN/APS-20 には"Early versions of the radar could see a low-flying aircraft at 65 nautical miles (120 km; 75 mi) and a ship at 200 nautical miles (370 km; 230 mi). This was improved, so that later versions had a range against aerial targets of 115 nautical miles (213 km; 132 mi)"とあります。
     2次元レーダーですので、高度までは分かりませんが、早期警戒レーダーとしては使用可能でしょう。
     
    hush

  2. ありがとうございます。
    同じレーダーでもいろんな使い方ができるんですね。
    ヘイミー

  3. >2
     レーダーは、発した電波が障害物に当たると戻ってくるという現象を利用したものですので、向ける方向によって対潜用にも早期警戒用にもなりますし、気象レーダーにもなります。
     TBM-3Wグッピーの場合は http://jproc.ca/rrp/rrp3/tbm3w_cutaway_ab.jpg のように、胴体下部にレドームがあって、その中でアンテナが回っています。そして、AN/APS-20の初期型はSバンドですので10p程度の大きさがあれば、潜望鏡だろうが、航空機だろうが跳ね返ってくるわけです(やはりSバンドを使用している電子レンジが10p以上の開口部を設けないようにし、覗き窓には網を設けているのは同じ理由です)。したがって、水面に向けるか、水平方向を走査するだけで、対潜用にも、早期警戒用にも使用できるわけです。
     
    hush


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