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WW2当時の日米空母の搭載数の差は、搭載機の主翼の折り畳み方式で生じていると思っていましたが、改めて考えると、 開戦時主翼が折りたためるのはTBDだけで、F4FもSBDも折り畳み無しです。 TBDも九七艦攻と同じ一般的な折り畳み方式で、米軍にスペースメリットがあったように見えません。 これは日本海軍の方が余裕を持たせていたという事でしょうか? ヘイミー |
- 開放式格納庫や露天繫止についてはご存知でしょうか?
超音速
- 文字化けした所は「露天係止」です。
超音速
- 超音速さんがおっしゃった事以外に、一部の米空母では格納庫天井に搭載機を吊り下げています。
個人的に最初は冗談かと思ってましたがしっかり映像に残っていました。
陸奥屋
- 下の方の質問1608の質問者さんでもいらっしゃるので、
吊り下げ格納についてはわかっておられると思います。
超音速
- 失礼致しました。
陸奥屋
- 超音速様
格納庫面積は二段式の日本空母の方が広いのかと思ってました。
飛行甲板に置いておくにしても二段プラス飛行甲板が使える日本の方が詰めそうです。
あ、そういう意味ではなくて、そもそも日本は露天係止してまでは積まないということでしょうか。
ヘイミー
- 陸奥屋様
ありがとうございます。
吊り下げるのは知っていましたが、どうやっているのかはこちらで教えていただきました。
使用するまでに手間がかかりそうで、補用機のような感じなのでしょうかね。
ヘイミー
- ヨークタウン級の格納庫面積は日本空母と比べて広いわけではないですが、開放式格納庫だと壁に機体をぶつける心配がないので若干広く使えます。
露天係止は日本空母でも10機ほど置いてますが、カタパルトのある米空母はもっと(20以上)置けます。
米空母は飛行甲板から「係止張り出し桁」というものを伸ばし、飛行機の尾部を飛行甲板からはみ出して置くようにしており、露天係止をフル活用しています。
開戦時のF4F(-3まで)とSBDの主翼は折り畳みできませんが、日本機も零戦と九九艦爆は翼端しか畳めないので約11mの幅にしかならず、あまり専有面積は変わりませんね。
超音速
- 超音速様
ありがとうございます。天井の他にもいろんな工夫があるんですね。
ヘイミー
- アメリカ空母の搭載機の多さは、機能的なものよりも大型空母なら何機種を何個飛行隊ずつ搭載するといった規定が優先されていたことも大きな要因です。
格納庫床面積は同級の日本空母より大幅に小さく、飛行甲板上での搭載機移動による発着作業の効率低下を忍んで露天搭載数が増やされているのは搭載機の機種と隊数が強く要求されていたことによります。
そしてしばしば言及される天井からの分解補用機の吊り下げも即応性に欠ける欠点があり、日本空母でも格納庫甲板のすき間に分解補用機を格納するようになってはいましたが、戦争中期からは補用機の搭載自体を廃止しています。
そしてもともとは水上機の艦上発進のために装備されていたカタパルトも、少なくとも開戦時までのアメリカ空母では搭載機数増加にはあまり貢献していません。
BUN