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映画「燃ゆる大空」で不時着した仲間を九七戦の胴体右側から機内に乗せるシーンがあります。おそらく点検口から乗せていると思いますがカメラは左側から撮っているので詳しくは見えません。 あくまで応急策だと思いますが、その後の戦闘機でもこのような運用は可能だったのでしょうか? 映画「バトル オブ ブリテン」ではハリケーンのコクピットに応急策で2人乗りしています。 九七戦のように胴体にデカい点検口がある戦闘機は少数派でしょうか? トロッター |
- 日本機ではありませんが、Fw190の胴体の点検口の中にカメラマンが入っている写真があります。おそらくこの状態で空を飛んで空中撮影をしたのでしょう。下記のリンクをご参照ください。
http://histomil.com/search.php?keywords=German+pilot+Wolfgang+Rose+
Ham
- 参考まで
ttp://www.warbirds.jp/ansqn/logs-prev/A001/A0004698.html
タンジェント
- 「第2次大戦世界の戦闘機隊」(1987年 酣燈社)の記事ですが1944年5月、ドイツ空軍のエーリッヒ・ハルトマンが
東部戦線のクリミア半島付近の野戦基地を撤収するときソ連軍の侵攻が急で整備員が置去りになる可能性があったため
Bf109の胴体内に2人を押し込んで脱出した話があります。
無論、安全地帯までの短距離なんでしょうけど、Bf109の胴体に整備員2人・・・大変だったでしょうね。
陸奥屋
- ありがとうございます。
>2.過去に類似の質問があったのですね。脱出口を兼ねた点検口でしたか。
>3.Bf109に2人のれたのならWW2の大半の戦闘機は胴体内に応急策で乗れますね。
>1.ラバウルで偵察用に現地改造した2座の零戦があったことは知っていますがこちらの方が簡単で手っ取り早そうです。生還率も通常の偵察機より高そうに思えます。
トロッター
- 恐ろしい想像ですが・・・。 そうやって胴体内に無理に人を乗せた時に
横転や垂直宙返りを行ったら、機体内で荷崩れ(適当でない表現かもですが)が
起こるようなもので、機体はバランスを失って墜落しかねないんでしょうか。
かめ
- あと映像からの判断なのですが鹵獲されたドイツのFw190(たぶんA5以降の型)のものに胴体サイドパネルを外して中を覗き込む米兵の状況が映ったものがあり
どうみても幅70cm高さ50cm程度(自己判断なのでだいぶ違うかもしれません)でして、「入れないことは無いが・・・」といったものでした
但し、A4以前のサイドパネルはもっと小さくなるので、もう無理そうですね・・・
陸奥屋
- 少し調べてみたのですが、Fw190A5の胴体サイドパネル(点検口)の幅はほぼ60cm、高さは40〜45cm前後(世界の傑作機No.78 112P)のようです。
Bf109に関しても世界の傑作機No.109を参照するとF型とG型では大きな差は無く(というより同じ?)幅で60cm前後、高さで40cm前後に見えます。
なんか「本当にパネルを外して2人を乗せたのかな」と思うようなサイズなのですが必死な状況ですから事実かどうかは突っ込まないことにします。
(もしかしたら乗せる方法なりが違うのかもしれませんし)
ちなみにBf109はK型になると、このパネルは更に小さくなっています。
陸奥屋
- ちょっと実験してみました。我が家にある43cm×34cmの段ボール箱を私の体(身長155cm、体重54kg)が通り抜けることができました。なので、幅で60cm前後、高さで40cm前後の点検口に人が入ることは可能だったと思います。胴体内のスペースが十分かというのはまた別の話だと思いますが。
Ham
- >8
そうですね。確かに「枠」としてみれば潜るのは不可能ではありません。
但しG型のパネル部分の胴体幅は広い方(操縦席方向)で650mmくらいのようで入るときに頭が閊えそうです(笑)
無論この650mmも外板からの寸法ですので構造材もあるでしょうから益々入るのが難しく・・・
陸奥屋