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よく敵機に撃たれてアイスキャンディーが飛んできたと表現されますが、曳光弾というのはどのような光かたをしていたのでしょうか。光りっぱなしだと、長い光の棒が次々飛んでくるように見えると想像するのですが。 とおり |
- アイスキャンディーが飛んできたと表現するとは知りませんでしたが、百聞は一見にしかず。
https://www.youtube.com/watch?v=sZG4EVyrI40
三角野郎
- 曳光弾が飛んでるのを横から見ると長いですが、自分に向いて飛んでくるものは狙いが近いほど短く見えます。
角速度の問題ですね。
片
- >2
なるほど、単純に考えるべきですね。
とおり
- ほぼ解決されたようで、恐縮ですが。
曳光弾の実際の炎の長さは、ごくごく短いでしょうから。人間の目の残像の問題だと思います。Wikiによりますと、人間の目の時間分解能は50ms〜100msのようです。曳光弾の速度を例えば500m/sとしますと25m〜50mに相当します。この程度の長さの光の棒が移動しているように人間には見えるのでしょう。
この長さに射線と視線のなす角のサインをかけたのが見える長さになります。(1)ではこの光の棒を後ろから見ています。追い越して行く曳光弾は、アイスキャンディー程度の縦横比の光の棒として印象に残るのではないでしょうか。
ちょん太
- >4
その時間分解能がくせものというか、ある瞬間の映像が25mの棒で、次の瞬間の映像も25mの棒で・・・・ならば全部つながってしまうではないか、などと悩んでいるうちに明滅のアイデアがでたり・・・と嵌りました。
ガンカメラのコマ数はいくつか知りませんが、この場合は各コマにはその時間でできた棒が映っているはずですね。1では意外に短いように見えますが。
とおり
- 私も、眼科医でも脳学者でもないので、目に入った映像の詳細な処理プロセスは知りませんが。
(1)では射線と視線のなす角が0(orパイ)に近いということですね。つまり数十mの光の棒をお尻から見ているので、点のように見えます。
自機が撃たれている映像があれば、いろいろ分析しやすいのでしょうが。。。。さりとて、カメラのコマ数と人間の目の分解能とが大きく異なっていれば、参考にはならないのでしょうけど。
あと、自分の飛行機のエンジンの振動に起因して、光の棒は、少し太く見えるのではないでしょうか。
「アイスキャンディーが束になって」という表現を、私も読んだことがありますので、経験の無い人への説明はそれが最適なのかなと想像します。
ちょん太
- >4
「光の棒」は容易にはつながりません。銃口がぶれ、さらに機銃を撃つ飛行機が位置を変えるからです。
当時のガンカメラ映像は、通常の映写機で映写して普通にみることが出来ていますから、ほぼ24fpsで撮影されたと思ってよいと思います。
この場合、じゃあ1コマあたりの露光が1/24秒≒40msくらいかと思ってしまうとそうではないわけで、シャッター開角度は最大でも全周の1/3より小さいでしょうから、「14ms未満」というのがガンカメラ1コマあたりの露光時間ということになります。単純にいって、フィルムに撮られた曳光の長さは肉眼で見るのの1/4から1/6より小さい値になります。仮に肉眼で25mに見えていたのだとしたら、フィルムでは5m内外にしかならないということです。
片
- コマ送りで見ない限り「容易につながる」のですよ。
「フィルムでは5m内外」でも、更に高速撮影しても、それを上映して映像として人間の目でみると、人間の目の分解能(の悪さ)が律速となり、つながります。
戦闘機でパイロット目線で自機が攻撃されている映像が有ればよいのですが。。。。。(1)のような映像ライブラリーで、爆撃機から撮った映像で敵戦闘機の攻撃(射撃)が映っているのを探せば有るようにも思いますが。。。
ちょん太
- >6
それは発射速度と、何発に1発曳光弾が混ぜてあるかによりますよ。
ブローニングM2の発射速度は、24fpsの場合3コマに1発くらいです。
さらにそのうちの4発に1発が曳光弾だとしたら0.5秒に1回くらいになります。
多連装ですからその何倍かになるとしても、じゅうぶんに分離して見える間隔です。
片
- もうひとついうならば、その0.5秒に一回の曳光弾がフィルムに露光される確率は30%程度です。カメラのシャッターは3分の2以上の時間閉じているからです。
こうして計算したものをシミュレーションした映像を作ってみますと、ガンカメラ映像などで見られるものに結構印象が近くなります。
それよりなにより、ガンカメラに写っている自機の発射弾道はカメラとの関係が比較的一致していますが、他者からの射弾を浴びている場合には、黙って撃たれっぱなしになるわけでなく機動しますし、撃つ側も固定した照準で打ち続けるわけではないので、「暴れる」わけです。これについては肉眼でも映画でも同様です。
片
- 正面から自機に向かって飛んでくる曳光弾は、命中するものに関しては長さの無い見え方になりますが、わずかでも外れるものは飛びぬけてゆく一瞬だけひじょうに長い光条となって見えるはずです。
反対に、至近距離で自分を追い抜いてゆく曳光弾は、一瞬だけひじょうに長い光条となって側方をかずめ、自機の前方で長さの無い粒々の光になります。
こうした曳光弾の見え方については、アメリカあたりの実銃マニアが曳光弾を詰めまくった機関銃を射撃しまくるビデオソフトなどもありますから、機会があれば観て見られれば良いのではないかと思います。M2などよりはるかに発射速度が大きなミニガンを全弾曳光弾にした場合など、粒々の光で空中に文字が描けそうななくらいです。
片
- ところで1は一体なんの機体から撃っているのでしょう?
とおり
- 片さんって、ひょっとして、じ○まさんと同一人物? 違ってたら失礼。
普通は、「人間の目の分解能の悪さを失念してました。 失礼。」とのコメントが有ると思ったので。
(9)(10)(11)のカキコは、質問者さんの疑問に対しては、無意味ですよね。
(気持ちは分かりますが。。。)
そのようなカキコをする時間があれば、映像を探すのに使うべきですよね。
(私は、結果的に見出せませんでしたが、1時間近く探しました。)
(1)のガンカメラの映像は、P51じゃないかと私は想像します。低空まで降りて機銃掃射をしているので。全く自信はないのですが。
ちょん太
- 取り敢えず2001年に総合火力演習を見学に行った感想から。
あの当時、まだAH-1Sだったせいか、
今のAH-64と違って盛大に曳光弾を飛ばしてくれていました。
光の線が一杯飛んで行くって感じでしたね。
ガンカメラの映像通りの絵には見えませんでした。
もっとも、見る位置でまるで違ってくるだろうとは想像できます。
>13
人間の目の分解能の悪さを指摘するのでしたら、
映像を探すだけ無駄ではないですか?
カメラで撮影した映像と、人間の目では違うとおっしゃるのですからなおさらでしょう。
ちなみにここは昔からいる人や、判る人が見ればIPアドレスがすぐ判ってしまいます。ご存知なかったのですか?
YouTubeの映像でしたら、少なくともP-51ではないでしょう。
6連装でしたらもっと水柱が上がっているはずです。
SB2CやTBMではないでしょうか。
P-kun
- >13
映像にこだわっておられるようでしたので、映像に写っているものではリアルなことはわからないよ、それでも映像を求めるのなら、ネット上のガンカメラ映像なんかではなくミニガンの真横にカメラを据えて弾道方向を映しているビデオソフトのようなものもありますよ、という話をさせていただいていたつもりです。
「Wikiによりますと、人間の目の時間分解能は50ms〜100msのようです」ということでしたら、それは忘れられた方が良いです。
50msは20fpsでフィルムの映画以下です。フィルム撮影は古くは16fps、今は24fpsで行われますが、それではカクついてしまいますので48fpsで映写することは古くからおこなわれていたことです。100ms=10fpsに至っては論外です。50ms〜100ms説は20世紀初頭までに得られたデータなのではないかと思うのですが、今は60fps(17ms)の4Kから、120fps(8ms)の8K放送に向かおうという時代です。
人間の眼の時間的分解能はおっしゃるほどには悪くないのです。
片
- いろいろ派生する知識も得られ、勉強させていただいております。
とおり