948 |
エンジンのウオーターインジェクションについておたづねします。 実用化されていたのは、加給機部分での水メタノール噴射による冷却でした。 シリンダーへの直接噴射や間接噴射は、研究されていたのでしょうか。 また、燃料の場合、直接噴射は噴射ポンプが難しいのですが、水を噴射するなら、ディーゼルエンジン用の噴射ポンプでも、可能かも? などと、考えました。 この場合、水メタがディーゼル用ポンプ(燃料油が作動の為の潤滑を行っている)の作動上潤滑剤として働けるかということが問題です。 水は、潤滑剤としては非常に優秀ですが、使える範囲にあるのか? 水メタの場合は、如何か? よろしくお願いします。 青江 |
- 青江さん、その節はどうも。
エンジンの各シリンダーに流れこむ混合気の量は、てんでばらばらで、ひどい時にはシリンダー間で出力が30%近く違ったりします。
だから、シリンダーに直接噴射しても、あまりいいことはないかもしれません。
シリンダー毎に、流入する混合気量を測って、狙った割合の噴射をすれば理想的ですが、これはたいへんむずかしい。
なるべく上流で噴射しておけば、シリンダーへ流れ込む混合気量は違っても、含まれる水メタの割合は同じになって、かえって都合がいいです。
水の表面張力は、物質の中で最も大きい部類にはいるので、潤滑剤としてはどんなものでしょうか。
じゃま
- ディーゼルの噴射ポンプは燃料が潤滑油を兼ねるタイプと列型噴射ポンプのオイルで潤滑する2種類のタイプがあります。
燃料が潤滑を兼ねるタイプは灯油を燃料として使用した場合ポンプは焼き付いてしまいます。ですので水メタノールは潤滑剤としては適当ではありません。
マルヤ
- ありがとうございました。
青江