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「ろ」号作戦時の空母搭載機について教えてくださいませ。 昭和18年11月の「ろ」号作戦に参加した「1航戦」(翔鶴、瑞鶴、瑞鳳)艦戦(零戦)の機体塗装について調べておりますが、全くと言っていいほど資料が発見できずに困っております。どのような情報でも結構ですのでご教授いただければ幸いです。 OSA |
- 塗装図を作って載せた何かの出版物に記憶があります。
探してみていただければ。
片
- ↑思いっきり間違えました。
塗装図を作って何かの出版物に載せた記憶があります。
探してみていただければ。
片
- 片さま
塗装図をお作りになったとは・・・凄いですね!
私の見落としかもしれませんが、今まで15冊ほどの零戦関連書籍をチェックしたのですが、残念ながら発見できまておりません。誠に虫のいいお願いですが、是非その書籍名を教えていただければ嬉しい限りです。
感じとしては「い」号作戦時の艦載機パターンに似ていたのでしょうか?
□ 機体:暗緑色ベタ塗り又はまだら迷彩
□ 尾翼部隊記号:赤塗装で先頭の頭文字「A」を省略
例えば「翔鶴」なら「1-1-○○○」
OSA
- 艦爆と艦攻の塗装は制度上では16年11月には対米戦用迷彩(と自分が勝手に名づけているものですが、それ以前の対中戦用内陸型迷彩とは別の海洋型迷彩)に切り替わっています。
しかし、色々と間に合わない為、真珠湾攻撃の時点では九七艦攻はベタ塗りのもの、斑っぽいものが混ざっている状態、九九艦爆は迷彩未実施のままになっています。
しかし、1月蘭印での二航戦機を見ればわかるように、この状況はすぐに改善され、九七艦攻九九艦爆ともに上面暗緑色ベタになっています。実態が制度に追いついているということです。
同様に18年3月か4月に零戦についても同様な迷彩を作戦機に対して施すことが制度化されています。このためこの頃から生産ライン上の全機に対し迷彩が行われるようになります。
い号作戦に参加の空母部隊の零戦も18年4月トラック島で迷彩塗粧が行われますが、これまた都合により応急的な斑状にしか実施し得ないままになっています。
しかし、やはり実態は即座に制度に追いついていったのであり、半年以上を過ぎてまで斑状の迷彩が使われ続けているはずがない、と気づくべきなのです。何より、18年春以降零戦の新規生産機はすべて暗緑色迷彩「だけ」になっているのですから。
片
- 片さま
丁寧にご説明いただき、大変勉強になりました。
ありがとうございました!
OSA
- 何かの出版物=『零式艦上戦闘機―永遠の名戦闘機ゼロファイターの全貌』潮書房光人社
でした。
2013年10月発行の最近の本ですが、2010年にも同じものを載せてたかもしれません。
片
- 片さま
ありがとうございました。早速探してみます。
その後、及ばずながらいろいろと調べたのですが、
「決定版 日本の空母搭載機」(学研)の巻末資料に以下のような表記を見つけました。
『ろ号作戦に参加した一航戦機がすでに「311-06」「312-33」「312-22」をつけていたことが確認できている』
そして、調査解説者のお名前を見て驚いてしまいました(!)
お蔭様で少しは理解が進んだ気がしております。
「ろ」号作戦時の一航戦・零戦については、今のところ以下のように想像しているところです。
■ 機体塗装:上面暗緑色ベタ塗り ■ 胴体帯:なし
■ 尾翼識別符号:@ 瑞鶴=311-○○ A 翔鶴=312-○○ B 瑞鳳=313-○○、文字色は黄色(?)
OSA
- ああ、はい、それもですね。
片