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またもプラモがらみでつまらないことが気になってしまい質問します。 質問917で書いたように、今ミグ3戦闘機のキットを手に入れて製作しているところです。 そこで気付いたのですが、ミグ3戦闘機には、左側のエルロン(補助翼)にのみトリムタブがついていて、左右非対称になっています。 これは左右非対称の場合によく言われる、「プロペラトルクの解消のため」という理解で正しいのでしょうか?あるいは別の理由があるのでしょうか? 第二次大戦期のソ連戦軍闘機について詳しい方、あるいはミグ戦闘機の系列について詳しい方、どうか教えてください。 備後ピート |
- ×ソ連戦軍闘機→○ソ連軍戦闘機
備後ピート
- プロペラトルクの大きい単発レシプロ戦闘機はエルロントリムがあると操縦が楽になりますが、トリムタブは無く固定タブのみという機種も多いです。
さて世傑各巻の図面や写真でチェックしてみました。
トリムタブが左側の補助翼にだけ付いているのは、MiG-3特有というわけでなく、
ラボーチキンLa-3・F4Uコルセア・F6Fヘルキャット・SBDドーントレス・P-40ウォーホーク・P-47サンダーボルト等が同様でした。
F6Fは-5以降両翼に固定タブとトリムタブの両方が装備されます。ラボーチキンはLa-5以降固定タブのみに。また、P-51はH以降左翼のみになるようです。
以上のことから、両翼にある方が理想なんでしょうが、軽量化・簡略化が目的で片側のみとする例も多く、その場合左翼のほうにするのはやはりプロペラトルク・プロペラ後流の関係でしょうね。
図面で両翼にタブが描かれていても、それがトリムタブなのかバランスタブなのかまでは確認しきれませんでした。両翼にあるタブはバランスタブで、昇降舵トリムタブを左右違う角度にすることでエルロントリムの代わりとしている場合もあるかもしれません。
超音速
- 超音速様、詳細な解説ありがとうございました。
備後ピート
- と思ってたらその後気付いたのですが、
ロッキードF-80/T-33・グラマンF9F-2・MiG-15などのジェット機も左側補助翼のみのトリムタブでした。
理由はもしかしたら、トリムホイールが操縦席左側にあるから、というだけに過ぎないかもしれません。
混乱させて申し訳ありませんが追記します。
超音速