バッファローではシンガポールから遠ざかる英艦隊の上空援護は困難との判断があったからでは？
実際、そのとおりだったし。
　

英Z艦隊側は、出撃翌日の日中の時間帯（揚陸中の船団と護衛艦隊との戦闘が予想される時間帯）の上空援護を希望していました。英空軍は戦力不足から当初難色を示していました。距離が遠いというのも理由のひとつでしょう。ただしその後考えを変え最終的にはZ艦隊支援用にバッファロー1個中隊が拘置されていました。しかしながらその点が十分Z艦隊に伝わらず、Z艦隊側は上空援護が全く期待できないものと考えていたようです。Z艦隊がシンガポールに帰る際に空襲を受けた際にPOWが無電で救援を求めなかったのもそれが原因の可能性があります。POWが損傷した時点でレパルス艦長が無電を発したので、待機していたバッファローが実際に出撃しています。援護には間に合いませんでしたが。
アッシュ

足が短く、兵力が少ないバッファローでは、そもそもシンガポールから出ていたのでは、完全な艦隊上空援護は無理です。マレー東岸のコタバルやクワンタンを前進基地として、反復して直俺に飛ぶ以外に途はなかったのですが、前者は8日に佗美支隊が占領しており、後者は 9日に元山空の牧野中隊と美幌空の白井中隊の17機の爆撃により基地部隊がシンガポールに引き揚げ、事実上無力化されています。敵艦隊発見の殊勲を挙げた帆足予備少尉機が戦場引き揚げ直前に発見した敵戦闘機は、シンガポールのカラン基地を発進したバッファロー部隊ですが、結局このタイミング（2戦艦沈没後）でしか、戦場に姿を現すことはできなかったのです。
　

質問者の方に、質問の趣旨を確認したいのですが、
日本海軍は、何故攻撃隊に直俺戦闘機を付けなかったのか？
ですよね？
　

当時マレー方面にいた海軍艦戦隊は上陸船団の援護が任務だったから。
つまり、ここでの戦闘機は防衛用の戦力だったのだと。
片