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桜花による攻撃隊が全滅した有名な件について(神雷部隊)、米軍によるカラー映像による 鮮明な空中戦の動画が、ネット上で見ることができました。(あまりにも悲壮な内容です) http://www.youtube.com/watch?v=MONSFUS5iwI 特に知りたいのは、 一式陸攻機が、ワンショットで火を吹いておらず、そもそも米軍機の機銃が充分当たっていないのか(弾丸が早すぎて写らないのか、最後は一式陸攻機の翼が吹っ飛んでいますが発火なし) 尾部銃座の20ミリが撤去されていたのか(大きなえい光弾は20ミリらしいが。) また機体やエンジンから薄い煙を時々吹いていますが、被弾の場面なのか、一式陸攻機の装備の機銃が発砲した煙なのか、自動消火器の煙?なのか、そもそも炎上墜落のシーンはカットされたのか、映っている各場面について詳しい解説をお願いしたいと思うので、どうかよろしくお願いします。 benben |
- 桜花装備の一式陸攻機は速度が低下したそうですが、、時速400〜450キロとすれば
F6Fの速度は時速600キロ近くあったと思うのですが、
映像ではそれほど急激な機動があるようには見えず、せいぜい速度差は50キロぐらいかと。
映像をゆっくり再生しているのか、ガンカメラに写るようにわざと余裕をもって撮影したのか、もともと空中ではそう見えるのか、そもそも一式陸攻機も高度を下げつつ逃げて時速500以上出ていたのか、桜花を搭載している機体も見えますが、搭載していないようにも見える機体もあるので、桜花を捨てたのか、私の知識と観察ではよくわかりません。
benben
- ガンカメラは基本的に引き金を引いた間だけ(+α)撮影されますから、墜落していく飛行機を深追いでもしない限り、最後までの映像は残りません。
御質問の野中隊攻撃の映像を仔細に観察すると、尾部の20mm機銃を避けるため軸線を合わさずに絶えず角度を持って攻撃している事が判ります。
また映画やアニメの様に一発ですぐに大火災となる訳ではありませんが、一連の映像でも被弾直後に上部銃座付近で爆発が起きているものもあります。
この一連の映像をコマ単位での解説が『神雷部隊始末記』の巻頭にフルカラーで掲載されておりますので御参照下さい。
http://www.amazon.co.jp/%E7%A5%9E%E9%9B%B7%E9%83%A8%E9%9A%8A%E5%A7%8B%E6%9C%AB%E8%A8%98-%E5%8A%A0%E8%97%A4-%E6%B5%A9/dp/4054042023
大方解郎
- 映像は全て、機銃を発砲中だったわけですね。一式陸攻機のずいぶん真後ろから追尾しているように見えましたが、軸線を合わさず角度を持っていたとのことで、貴重な分析を教えていただき感謝いたします。また上部銃座付近で爆発の場面を確認しました。このときは多分、翼の付け根付近にも当たっていたでしょうから、ワンショットで大火災となる訳ではないことがわかりました。「神雷部隊始末記」でコマ単位での解説があると、これはまさに私が望んでいた情報が載っているようなので、読んでおきます。誠にありがとうございました。
benben