396 旧日本軍の戦闘機の表面が凸凹なのは「痩せ馬現象」によって起こるということらしいのですが、世傑の四式戦、三式戦、紫電、紫電改の写真を見るとリペットラインは凹んでいますが、リペットの無い部分が凹んでいる写真はあまり見ません。プラモデル製作の上級者はリペットラインを少し削ってその上にあらためてリペットの「穴」を掘って日本機らしさを表現します。戦後残存したりアメリカに渡った日本機の凸凹表面は単に扱いが乱暴だったり、スクラップ寸前の廃棄物だっただけでアメリカ機との平滑度の差は材料の厚さや仕上げ方の違いからきただけなのではないのでしょうか。世傑の「零戦」を持っていないので断言できませんけれど、縦横細かくフレームが入っていてリペットで固定されているのに凹んでくるというのは外板が太陽光の熱で伸び縮みした末のことではないのでしょうか。この辺教えてください。
モデラー

  1. B52はもともと地上では主翼両端が垂れ、胴体に皺が寄るように造られていますのでいわゆる「痩せ馬」ではありません。
    日本機の場合、おっしゃるように外板の厚さや機体形状によってリベットライン沿いに凹みが目立ちます。これも比較的外板の厚い彩雲などは目立ちません。ですからリベットライン沿いの凸凹は機体の老朽化が原因というわけではなく、アメリカ機でも平面の多いグラマンF6Fなどを見るとリベットライン沿いの凹凸がよくわかります。逆にP-51の主翼などは殆どそれを見ることができませんが、それは層流翼の表面を平滑にするためにパテ仕上げが施されているからです。塗装前の主翼を見ると、やはり日本機に見られるような凸凹をうっすらと確認することができます。
    もちろん日本機でも屠龍のようにパテ仕上げで完成している機体がありますから、模型作りの際に何もかも凸凹加工をすれば良いという訳でもありません。
    BUN

  2. 早速のご回答ありがとうございました。
    モデラー


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