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紫電改の空戦フラップについて質問があります。 この紫電改の空戦フラップでは、機体の重量に応じた 調整は可能だったのでしょうか? もし、可能だった場合は、マノメーターの速度の感度か、 Gに応じた制御量のどちらが調整可能だったのでしょうか? また、不可能だった場合は、どの様な装備(重量)を基準に 空戦フラップの制御量を決定したのでしょうか? 恐らくは、簡単には変更不能ですが、整備によりマノメーターの 速度の感度調整が行なえるが、Gに応じた制御量は整備レベルでは 変更できなかったのでは?と思うのですが。。 TAK |
- 通りすがりが失礼します。
最初に参考文献、「世界の傑作機No.124強風、紫電、紫電改」p81-85
川西飛行機で空戦フラップの開発に携わった、田中技師の解説記事
「自動空戦フラップ操作装置開発の記」TAKさんの役立つかも。
これのダイジェストがwiki「自動空戦フラップ」でUPされてます。
(あ私、けして文林堂やwikiの回し者ではありません ^^;)
以降は私見(独り言)ですが
世傑に「実用上W(全備重量)は一定として」とあります。
ということは、この装置(空戦時の)機体重量に頓着無用?
空戦フラップの制御量(開度)はマノメータ内の水銀柱の高さ
(動圧/荷重係数)で決まります。
装備重量によって水銀柱高さも異なる?
また田中技師がたびたび実戦部隊に整備支援で派遣された時も、
「空戦フラップにはトラブルがなかった」と述べています。
案外手間のかからないシステム?
楯縫
- 回答ありがとうございます。
世傑持ってます。(^^;
確かに、記述を読む限り重量に応じて調整などしている様子はありませんよね。
恐らく、理想は揚抗比最良のフラップ開度に制御するって事でありながら、
油圧での制御の遅れや、重量の増減も考慮して、実際はかなり余裕を持った
フラップ開度になっていた可能性が高いって事ですかね。
TAK
- どうも。世傑お持ちでしたか…失礼しました。
>余裕を持ったフラップ開度
申し訳ないですが、余裕はあったと思いますが、
それが適正か過剰かは私には判断付きかねます。
たとえ少々性能的に損があったとしても、必要な時期に間に合い、
満足すべき性能を示し、さらにメンテナンスフリー(部隊で調整できる
箇所がない。つまり調整不要=めったに狂わない)
おまけにフールプルーフ(スイッチ入れたら後は操縦に専念、速度上がれば
自動的にOFF、戻し忘れてもOK)
こりゃまさに「理想的工業製品」ですよ!
無用の長物とか、商品コンセプトを外した(未だに巴戦)とか言わずに、
愛情を持って見てあげてください(笑)
楯縫