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B−52の前胴部の皺が気になってました。飛行中の写真ではないものもありますが、地上ではほぼ100%発生しています。これは前胴の重量に抗して発生していると考えられますが、他の機種では見られない現象です。素人考えとしましても構造疲労が激しいと想像しますが、設計段階から想定済なのでしょうか。 1955 |
- 痩せ馬、という、ごく普通の現象です。
艦船などにもよく見かけます。あとがご自分で御調べください。
TOSHI!!
- >>1
解凍になってない。自分で調べろとはあんた何様
m
- 痩せ馬でりっぱな回答だと思います。
そのキーワードでいくらでも検索が可能でしょう。
厳密に言えば、艦船の場合は溶接の歪みによるもので多少意味合いは違うと思いますが。
これは経年変化によるもので、たとえば復元零戦等にも見られます。
まあボーイングの設計者が60年後まで使用される事を想定していたとは思えないですが。
わんために
- 3 は意味不明 文意の意図がわかりません。
経年変化 と溶接のひずみ と零戦の復元とこの文面では論理がつながりません。もう少し解説してほしいです。
うましか
- B-47からこっち空力弾性体として設計・製作されているのは御存知ですね。可撓翼とか。胴体も地上では皺が寄って痩せ馬状になるというのは在り得る事ではないでしょうか。アルミには疲労限界が無いので計算して何処かで張り替える必要は有ります
にも。
- >2.
あなたご自身、「痩せ馬」で検索してみましたか?
フレーム+外板で構成された構造物には、常識的に発生する現象です。
質問者の「構造疲労」とか「前胴の重量が云々」という書き方から、多少なりとも工学的知識はある方だと判断しましたので、このキーワードで十分回答になると判断しました。
1955さんに対しての回答であって、万人向けに答えているつもりはありませんので、あしからず。
TOSHI!!
- WikipediaでB52を検索して、皺をみた者です。
B52のこの皺に、私も驚きました。
質問者さんと同じような思いをいだきました。
質問者さんの
>他の機種では見られない現象です。
>設計段階から想定済なのでしょうか。
に対する回答を、私も期待します。
ちょん太
- >7.
「痩せ馬」が、どのような構造による、どんな原因で発生するか、はご理解という前提で言えば、>3.の
「これは経年変化によるもので、たとえば復元零戦等にも見られます。
まあボーイングの設計者が60年後まで使用される事を想定していたとは思えないですが」
で、十分回答になると思います。要は、障子張り状の板部が繰り返し荷重で凹むわけで、消耗の激しい(≒寿命が短いことが前提)の第二次大戦機では、レビルドに近いようなレストア機以外はシワが寄って当然。
B52等は、予め柔構造を採用していて、想定より遥かに長期に渡って現役にあるので、他機種に比べてヤレが激しい。それだけのことです。
TOSHI!!
- B-52の皺は60年代の写真にもみられます。新造時から発生しているのではないかと思いますが。
飛行中の写真に皺がないものが見られるのは前胴が揚力を発生し、重量を補償している時ではないかと愚考します。
つまりB-52は皺があるのが常態と推察しています。
艦艇の痩せ馬現象、あるいは経年変化とは違うと思います。
中村
- TOSHI!!さま
ご自身のおもいで
>フレーム+外板で構成された構造物には、常識的に発生する現象です。
>予め柔構造を採用していて、想定より遥かに長期に渡って現役にあるので、他機種に比べてヤレが激しい。それだけのことです。
と断定されるのは、いかがなものとおもいます。
ご自身が設計された機体なら別ですが。
>他の機種では見られない現象です。 ・・・(a)
>設計段階から想定済なのでしょうか。 ・・・(b)
この質問者さんに対する回答になっていないのではと思うのは、私だけなのでしょうか。
(a)に関して、
例えば、これこれの機種でも、こんな、同じような皺のある
写真がありますよ。とか。
(b)に関して、
中村さまがご推察されているように、
「そうなんですよ。これこれの文献に示されてるように、もともと空力弾性体として設計されていて、新品の段階でも皺がよってるんです。」
とか、
「いえいえ、これは経年変化によるもので、新品の段階では、皺ひとつないんです。この文献に書かれているように。」
という回答が必要なのではないでしょうか。
「痩せ馬」という表現自体は、ここでは、意味が無いように思います。
ちょん太
- 世傑No.31を見る限り、YB-52の試験飛行段階ですでに皺が見られますよね。
同じくNo.142ではB-47にも同様の皺が見えます。
さわりんX
- 割り込み質問させてください。「痩せ馬」とは溶接歪によって骨組みが外板表面に現れる造船用語のようですが、正式な言い方はないのでしょうか。英語でも結構です。旧日本軍の現存する戦闘機はベコベコになっていますが、これは航空機用語ではどう表現されているのでしょうか。近所にあるT−6テキサンは全然ベコベコになっていませが、練習機だからでしょうか。
ミット
- いささか言いがかりを付けられているようですが・・・
・まず、痩せ馬、という用語自体は、溶接構造では学術論文にも使われる用語です。
例:http://www.st.nagasaki-u.ac.jp/ken/katsuta/abu/sachika.pdf
・これに対して、航空機等で見られる金属モノコック構造のシワも、俗に「痩せ馬」で整備用語で通用します。
(三等航空整備士の勉強を大昔しましたし、学生時代はジュラルミンモノコックのグライダーで飛んでました。
当然、整備もやりましたし、自家用機のパイロットの方々の整備の手伝いもしたことがあります)
・B52、B47等大型軍用機は、設計年代の事情(アンダーパワーと積載量の妥協点)から、相応以上にヤワな柔構造になっています。
このため、機体の使用履歴にもよって異なりますが、個体差はあるものの、上記の「フレーム間の板の凹み」は必ず発生します。
機体の疲労具合の個体差や、同じ地上のパーク時でも、例えばドライな状態と満載の状態では、デコボコ度合いは異なるわけです。
一般論としては、B52は運用時間が(おそらく初期想定より)非常に長くなっているため、どの機体を見ても、ヤレが酷く感じるのでしょう。
・大戦機等では事情が違うのは、要は、想定寿命が短いわけです。戦時の戦闘による損壊消耗の方が早いのが一般的なため、
性能重視で造る。零戦等の機体剛性の低さ、急降下で主翼にシワがよった、とか、フラッタに弱かった、等はこれが原因。
・逆に、コレに懲りて頑丈に造りすぎた、と言われるのがYS-11なのは皮肉ですが、現代機は複合材を使ったりするため、
こういう現象は見られにくいようになっています。
・テキサンの例は、ベコベコになって「いる」のか、「いない」のか曖昧ですが、なっていないとすれば、
「米国の練習機だし、頑丈に造ってあるんでしょうね」としか言いようがありません。トロージャン等は艦上機
ということもあり、練習機ながら基本的にそのまま(全備重量が増えているので、補強はあるでしょうが)攻撃機に
使用できるくらい。そのかわり、ブ厚い板にリベット打ちまくりだそうですが。
尚、いわずもがなですが、動翼等で布張りの構造部分は、当然、フレーム間で凹みます。こんな例もご参考までに。
http://sea.ap.teacup.com/shin1966musashi2/92.html
TOSHI!!
- TOSHI!!さま
くどいようですが。
あなたさまの想像を、みなさんが求めているのではないと思います。
あなたさまが、三等航空整備士の勉強をされて、
学生時代はジュラルミンモノコックのグライダーで飛んでおられても。
整備士の資格をお持ちで、グライダーの技能証をお持ちであったと
しても、今回は、さほど役立つものではないと思います。
(わたしだって、陸単の技能証くらい持っています。)
あなたさまの20行のコメントより
さわりんXさまの2行のコメントの方が
格段に価値があると思います。
ちょん太
- T-6の胴体は鋼管骨組構造で外板は単に整流の役目をはたしているにすぎないのでは。それから、一般的に羽布張りの動翼は完ぺきに目止め仕上げがされておりピンと張った状態で、プラモデルにありがちな凹みはそれらしく表現しているにすぎないという話をなにかで読んだことがあります。飛行中は動圧のかかり具合で痩せていることもあるのではないでしょうか。
宮坂
- 質問者本人がコメントしていないので、簡潔に。
>14.
1955氏の質問に対して、貴君が言葉尻を捉えて「みなさまが」というのは、いかがなものと思いますが、
>10.で貴君のあげられたa)については、11.で回答がでていますね。
あとは、前胴の揚力云々、という言い方については、質問者の方に御勉強していただいた方が良い、と思っていますが、厳密に言えば、
「外板に張力がかかった状態ではピンと張ってる」ということです。貴君も単発の操縦経験があるのであれば、
「揚力」以外にも、空力的に「張力」が発生する事態は想定できますよね?対気的な状況でいえば、例えば、強引または下手な左右旋回で
対気的に横滑りが発生したとき、胴体のみを考えても、左右両側面で外観が違うことは容易に想像できる。だからこそ、地上パーク時でも
軽荷と満載、さらに言えば風の有無や日照・気温で一概にな言いにくいわけです(根本現象が外板の張力と機体強度(≒疲労)の
兼ね合い、ということから色々考察すれば、3.の方の回答でも十分と思いましたが。これだけ引っかき回せばご満足ですか?
TOSHI!!
- おもわぬ方向に議論が発展し恐縮しています。
各々の回答者さまの、真摯な回答に感謝申し上げます。
特に、TOSHI!!様、ちょん太様の深い知識には感服いたしました。
この辺で、一旦休んでははどうでしょうか。
1955
- 1955さま
ご配慮、ありがとうございます。
本件、私も大変興味をもちました。
根拠となる私自身のエビデンスが無くて恐縮ですが、私の意見を述べさせてもらいます。
想像の域を出ない私見ですが。なにか役立てば幸いです。
9での中村さまのコメントの一部
>B-52の皺は60年代の写真にもみられます。新造時から発生しているのではないかと思いますが。
>飛行中の写真に皺がないものが見られる
及び11でのさわりんXさまのコメント
>世傑No.31を見る限り、YB-52の試験飛行段階ですでに皺が見られますよね。
>同じくNo.142ではB-47にも同様の皺が見えます。
から、私は次のように想像します。
(1)皺は経年変化によるものでは無いと思います。
(2)燃料及び爆弾を搭載しない状態では皺は無いのではと思います。
Wikipedia によりますと、
空虚重量:83.25t
機体内燃料搭載量:174,130リットル
です。燃料の比重を0.8で計算しますと、174,130リットルは約139トンです。
胴体内燃料タンクの有無は知らないのですが、機体の空虚重量とコンパラの重量が翼にかかると思います。
B52は高翼機ですから、駐機状態では、胴体は、上部から翼の重量を受け、地面からの抗力を車輪を介して下部から受けます。つまり、駐機状態で燃料満載の条件では胴体は上下から大きな力を受けていると考えられます。
この大きな力によって皺が発生するのはないかと想像します。
飛行中は、胴体は翼に吊り下げられ、車輪を介した下からの力も無くなるので、皺が消失するのだと想像します。
ちょん太
- TOSHI!!さまへ
私は、これを最後にしますが。
TOSHI!!さまは、コメントを書き込む前に、そのコメントが質問者さんに求められているかどうか、また、そのコメントに裏づけがあるのかどうか、熟考される必要が有るのではないかと思います。
>貴君も単発の操縦経験があるのであれば、「揚力」以外にも、空力的に「張力」が発生する事態は
>想定できますよね?対気的な状況でいえば、例えば、強引または下手な左右旋回で対気的に横滑りが
>発生したとき、胴体のみを考えても、左右両側面で外観が違うことは容易に想像できる。
とTOSHI!!さまはコメントされています。
100ノットで飛行中にフォワードスリップをかけるとします。進行方向に対して機首を10度ふったとします。横風成分は100ノット×sin(10deg)で約17ノットです。秒速にして約8.5mです。
TOSHI!!さまは上述のコメントで「秒速約8.5mの横風で飛行機の左右両側面で外観が違うことは容易に想像できる。」と言っていることになりますよ。
「飛行場のエプロンに駐機されている飛行機は、秒速約8.5mの横風で左右両側面で外観が違う。」ってなことは有り得ないでしょう。
経験や知識の少ない人は、TOSHI!!さまの上述のコメントをまにうけますよ。
ミスリードするコメントは慎まないといけないです。
全員が全員ではないでしょうが、2のコメントが有ったことを、
TOSHI!!さまは真摯に受け止めてください。
ちょん太
- >19.
2.のコメントがあったことに対する対応に関して、ここのNo.386、または、車両関係のスレッドのストームタイガーの項を参照してください。
また、横入りしてきた貴君ですが、17.で質問者自身が(貴君も含めて)一応の謝辞を述べている後まで粘着してくるのには、お相手しかねます。
TOSHI!!
- ここはあくまでAns.Qですので、解答の精度は大事です。
この写真の機体は試作機であるXB−52で、撮影時期は、いっしょに写ったほかの機体からしても1950年代なのは間違いないと思います。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/f/f5/X-B52_Ground.jpg
すでに機種側面外鈑にしわが見られます。
こちらも同様です。
http://www.boeing.com/defense-space/military/b52-strat/b52_50th/p12372.html
「想定より遥かに長期に渡って現役にあるために生じた経年変化」でないのは間違いなさそうです。
そして、飛行中にはこの機種側面のしわは消えるようである。かわって主翼が大きくたわんでいる。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/b/b1/Boeing_XB-52_in_flight_061127-F-1234S-003.jpg
これらのことから考えられるのは、外鈑の寸度は飛行中の状態を基本として設計されており、主翼に揚力のかかっていない状態では自然とたわむようにできていたのではないか、ということです。
本来の質問は、こうしたことが「設計段階から想定済だったのか」というところにあったはずで、「痩せ馬現象」という解答は「想定済みではなかった」と等しいわけですが、しかしながら、どうにも「想定済み」だったとしか思えないわけです。
そのどの程度までが設計時の想定だったのか、どのような工夫がされていたのか、私自身興味があり、いま少しの追求を期待していたのですが、スレッドの内容が停滞してしまったのはちょっと残念でした。
片
- 回答ではなく所感です。
素人が口を挟んで恐縮ですが。
片さんのおっしゃる工夫とは、このHPにある「ストラップ」のことでしょうか?
名前からして外板のしわを許容するバネのような遊びしろかと思いましたが。
http://www.jal.co.jp/jiten/dict/p083.html
小生もセミモノコック構造の高翼機と低翼機で、駐機中/飛行中いずれの場合にしわができるのか/できないのかなど興味がありまして、
国内外のサイトをさっと見ましたが内容の真贋が付き難く。
難しいですね。
太助