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ロッキードP-38ライトニングについて質問します。この航空機の側面風防には写真などではX字状の構造材が見えます。 これは補強用なのでしょうか。しかし、これでは視界を妨げると思います。それなら、元々の風防の枠を太くするなり、ガラスを厚くするなりすればよいと思うのですが。どうなのでしょうか。 二一斎 |
- 昔、同じ疑問を持ったことがあります。P−38のパイロットの目の位置は意外に高く、あの窓枠のような物が交差している辺りの視界はエンジンのと羽根の影になってどうせ大して見えないようです。もう少し上だと確かに邪魔になりますが、他の飛行機は相当邪魔になりそうな所に縦や横に窓枠があるわけで総合的に見て大差ないかと。
「む」
- 世傑のP−38の写真を見ると飛行帽の位置がキャノピーの天井につきそうに見えます。前脚のタイヤがパイロットシートのすぐ下に収納されるので、着座位置が高いのではないかと思われます。×印のフレームの窓を透してみても主翼とエンジンが見えるだけですし、前脚式で離着陸時の前方視界はいいので日本機のように特に問題にはならなかったのではないでしょうか。この窓は自動車のようにハンドル(88ページカットアウェイ図)を回して開閉するようで(6ページのホワイト・ライトニング)薄い透明素材が使われていて×字型の補強材が必要になったのではないでしょうか。あくまでも推測で根拠はありません。
ピンチ
- 副次的な効果だと思うんですが、Me109で急降下用の線(この線より地平線が下に行かない)のような役割があったのではと夢想しております。
wittmann
- パイロットの着座位置に較べて×印の窓が低い位置にあるのはなぜかと思っていましたが、この窓を透してエンジンナセルの内側に貼ってある楕円形の反射板かシールを見て下方視界をいくらか広げているのではないでしょうか。
ピンチ
- 皆様、ご回答有難う御座います。×印はパイロットの視線より低く、あまり視界の妨げにはならないことが分かりました。できればピンチ様が言及している世傑も見たいので、おいおい探していこうかと考えております。
二一斎