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同軸機銃についての質問です。 銃身が推進軸を貫通する同軸機銃は、他の装備方法に比べ銃身の熱処理の点で不利であるような気がします。 同軸機銃と他の装備方法の機銃の放熱性や熱害について比較したデータがあったら教えてください。 また、同軸機銃の熱処理についての逸話等あったら教えてください。 おうる |
- モーターカノンとはイスパノ発動機に搭載した20ミリ機関砲の商品名ですが、これに類する航空機搭載機関砲の弾倉にだいたい何発入っているか、考えてみれば宜しいか、と。
BUN
- おうる様、回答もしないでなんですが
凍結防止のヒーター等が考えられるカテゴリーの話だと思い込んでました。
想像ですが推進軸自体が熱的に苦しくてましてや同軸機銃の放熱は論外などのような
過程を経て質問されていると思うのですがこのあたりの根拠が知りたいと思います。
tune
- ご回答ありがとうございます。
>1.そもそも装弾数が少ないので発生熱量自体が少なく、問題にならないので誰も冷却や熱害について検証しなかったということでしょうか?
>2.根拠は特にありません。
駆動軸に囲まれている時点で放熱性は悪くなるでしょうし、銃身が過熱すれば駆動軸も熱せられるだろうが、それで問題は全くないのだろうか?と疑問に思った次第です。
おうる
- それほど詳しいわけではありませんが何かご参考になればと思いまして記します。
「駆動軸」といってもプロペラの駆動軸のことでありエンジンの出力軸と同じものではないでしょう。V型エンジンの左右エンジンバンク間の砲身が通っているところは空気の流れも確保されているでしょうからそれ程高温になるとは思えません。
エンジンの熱の影響を全く受けない場所ではないでしょうが、弾薬発射による砲身の熱害に比べれば大した影響はないのではないでしょうか。
藤次郎
- おうるさんのご懸念は、もっともだと私は考えます。
駐機状態で連続発射すると、あまり良くないのではないかと私も思います。
でも、飛行状態では、空気が流れるようになっていれば、銃身周囲から熱が十分奪われて、銃身の温度上昇は抑えられると思います。
温度境界層はギャップほどは厚くないのではないでしょうか。
ぴょん太
- 某国の銃砲教本には、WWII戦中米軍航空機用機銃ブローニング12.7mm
BROWNING CAL.50 AN-M2(RATE OF FIRE 750 RPMの航空機用)の連続射撃銃身命数は、
約200発とされています。
この命数は 銃身過熱による内径膨張(スカスカによる横転弾発生)、クックオフ(昇温発火)、
エロージョン(焼食)やライフリング磨耗、焼き入れの戻り 等の複合要因から来る運用限界です。
又、液冷エンジンからの伝導熱はそれ以下です。
つまり、引き金引きっぱなしだと200発で銃身ボロボロになり当たらくなるし、自己発火して怖いよ というわけです。
しかしながら、WWII戦闘機でのモーターカノンの搭載弾数は60〜せいぜい100発ですので、
連続発射における過熱は飛行ソーティ毎に気にする程ではないという事です。
ところで、同じ呼称ながら戦車主砲横に備わる"同軸機銃"は、冷却兼発射煙排出を目的に
クーリングブロワー(機銃冷却送風機)という物を機銃近くに備える親切設計の車両も ままあります。
軌跡の発動機?誉
- 軌跡の発動機?誉 様
>BROWNING CAL.50 AN-M2(RATE OF FIRE 750 RPMの航空機用)の連続射撃銃身命数は、
約200発とされています。
この環境条件をご存知でしたらおしえてください。
静止空気中とか、前方より何ktの気流中とか。
ぴょん太
- >7.ぴょん太 さん
某教本には環境条件に関しては一切表記されておりません。
付け加えるなら 25発点射で適度な休止間隔を持って射撃すれば銃身寿命は2000発である 旨書かれております。
(例えば 各銃に400〜500発づつ搭載している戦闘機のパイロットが常に2秒程度の点射で運用してくれれば
4〜5ソーティは その銃身が使えるという事になりますね。)
〜?誉
- 軌跡の発動機?誉 さま
情報、ありがとうございます。
銃身の昇温に注意すれば、寿命は10倍になるんですね。
それでも、4〜5ソーティなんですね。
銃身って、まさに、消耗品なんですね。
認識を新たにしました。
いくら高速で飛行していても、「RATE OF FIRE 750 RPM」なら
連続射撃では空冷されるひまは無いでしょうね。
銃口から外気が入る状況では無いのでしょうね。
(って、構造的に外気が銃口から通り抜けることは可能なのでしょうか?)
銃身外周からの強制空気冷却しか期待できなさそうですね。
2秒の点射でも、肩翼3門合計6門あれば、150発なんですね。
照準が合っていれば十分すぎる量でしょうね。
ぴょん太