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はじめまして、 A-1 スカイレイダーの固定武装について質問です。 スカイレイダーは20mm機関砲を4門装備していますが、これは、対地攻撃を目的にしたものだったのでしょうか。それとも空中戦を想定したものだったのでしょうか。ベトナム戦争時にミグを撃墜したことがあったそうですが、この機体は最初から空中戦もこなすことを考えられたものだったのでしょうか。 どうかご教示いただけますよう、よろしくお願いいたします。 davs |
- スカイレイダーの20o機銃は、対地攻撃を主用途と考えて装備した物です。大戦時に地上攻撃時の火力増強の目的から、SB2C-1X等で12.7o機銃に代えて20o機銃が装備されたのと、構想の根幹は一緒です。
ただしBT系列の攻撃機は元々SBの系列から発達した機種なので、旧来の艦爆と同様に補完的に戦闘機として使用することも考慮して、固定機銃の装備を選定した可能性は否定できません(SB2C系列の20o機銃装備も、元来装備していた12.7o機銃×4の代替としての装備ですしね)。
なお、当初スカイレイダーは機銃2丁装備で、4丁装備になったのは1948年に実施されたAD-3を用いた運用試験の結果で、「2丁では火力不足なので、4丁装備とすべき」という所見が出された後のことです。
大塚好古
- 大塚好古さま、ご丁寧な回答ありがとうございます。勉強になりました。
davs