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質問があります。 アメリカのAH-56についてなのですが、メインローターとテールローターが通常のヘリにはあるのですが、AH-56ではメインローターと推進用ローターしかありません。 この状態でホバリングは可能なのでしょうか? 私の想像ではオートジャイロみたいに常に前進しないと墜落するという状態なのですが、これは正解なのでしょうか? どなたかよろしくお願いします バケツ |
- テールローター、あります。wikimediaより。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/5/5d/Ah56aam.jpg
酢駄粉麩津
- ウィキペディアの日本語ページの写真を見ても、ちゃんとテイルローターがあるのですが、無いタイプが有ったのですか?
モデラン
- ごめんなさい・・・
私の持ってる写真が、テールローターが影に隠れて見えなかっただけのようです。
3種類のローターを持っていたんですね。
バケツ
- 便乗質問すみません。
推進用ローターってヘリの速度性能を補ういい方法に思えるのですが、何故に実用化されなかったのでしょうか。
雷鳥
- ヘリのローターは回転してますので、上から見ると機体より早い舷と遅い舷があるのです。つまりローターの対気速度が左右で違うので揚力のアンバランスが生まれ、最悪の場合はひっくり返ってしまうんです。
もちろんローターのピッチでごまかしますが限度があり、高速を出すなら別途主翼に相当するものを抱える必要が生じます。
つまり垂直上昇をするためのローターを追加した飛行機か、ヘリに翼とプロペラを追加した代物になってしまうわけです。つまり飛行機としてもヘリとしても無駄なものを抱えた機体になります。
SUDO
- 推進用プロペラによる高速時に発生するローター揚力の左右非対称をキャンセルするために、二重反転ローターを使うという手もあります。
(最高速域では、各ローターの前進側しか揚力を発生しなくなります)
http://www.sikorsky.com/Innovation/Vision+of+the+future/Technologies/X2+Technology
しかし、二重反転ローターは正面面積が大きくなって抵抗が増えるので速度向上とは矛盾しますし、機構や制御(特にオートローテーション時)も複雑になりますから、これまた力押しの解決策ではあります。
Schump