311 ロケットに関する質問をいただいたのですが、もうひとつ疑問があります。

それは、撃墜された特攻隊の写真で、特攻機のパイロットがコンクリートの塊を縛っている写真を見たのですが、これは実際に縛りつけたものなのでしょうか?

アメリカ軍がプロカバンダに用いるためにヤラセで縛ったものなのでしょうか?
シルフィ

  1. 御質問が日本語として意味不明になっているので、このままでは回答がつかないと思います。失礼ながら書き換えさせて頂きますと、

    「米軍による特攻機の残骸写真で、特攻隊員(の遺体?)が身体にコンクリート塊を縛り付けているものを見たことがあります。これは、もし特攻に失敗して洋上不時着した場合にも「虜囚の辱めを受ける」ことのないよう、確実な戦死を期すべく身体に重りを縛り付けて出撃する習慣が(自発的に?あるいは無言の強制として?)日本軍にあったのでしょうか。それとも、米軍側が特攻戦術の非人道性を喧伝すべくでっちあげた写真であって、日本軍(あるいは特攻隊員)にそのような習慣は無かったのでしょうか?」

    という質問であると理解いたします。

    私自身は本質問に対する直接の回答を持ち合わせませんが、特攻について書き伝えられている記述のなかには「確実な戦死」に対する執念のようなものを多く見出すことができますので、身体に重石を付けて出撃した例があったとしても驚くには当たらないと思います。ただ、そのような習慣がどれだけ一般的であったのか、更には個人の意思であったのか・無言の強制であったのかの判断は難しいと思います。

    一方「米軍による非人道性喧伝のプロパガンダ捏造写真」については、その可能性は低いのではないかと思います。米国人にとっては自発的体当たり攻撃「カミカゼ」そのものが理解しがたい、人道を外れた所業と受け取られたはずです。日本軍(日本人)の狂信性を喧伝したいならば、そのような作戦が行われているという事実を伝えるだけで充分であったはずで、わざわざ特攻隊員の遺体に重石を括り付けて写真を撮る意味は無いでしょう。
    また、仮にそのような写真を捏造したとしても、それによって主張されるのは「日本軍が日本人(特攻隊員)に対して非人道的作戦を強要している」という事であって、それは米国人にとってどうでも良いことです。どうでも良いことのためにプロパガンダ写真を捏造する意味は無いでしょう。
    無記名

  2.  その写真がどういうものか確認できないので何も断言できかねますが、特攻隊員が身体にコンクリートを縛り付けるという話は聞いた事がありませんし、確実に戦死するためと言う理由も不可解です。
     特攻機は確実に攻撃を成功させるための手段であって、確実に戦死するための手段ではありません。

     特攻機の中には確実に体当たりできるように機動性をあげるため、機銃をおろして軽量化を図った例もあります。そうまでして軽量化を図りたい特攻機に、わざわざ無駄なウエイトになるコンクリートを乗せるのは意味がありません。また、ただでさえ狭いコックピットに無駄なモノを持ち込めば操縦の邪魔になって機動性が落ちます。
     たとえパイロット自身の意志が働いたとしても、明らかに戦果に影響しそうな無駄なモノを機内に持ち込む許可が下りる可能性はありません。

     特攻機であっても生還し、再出撃する例は珍しいわけではありません。確実に戦死をと考える理由が分かりかねます。
     また、航空機は普通に事故を起こすだけでも死ぬ可能性より生還する可能性の方が圧倒的に低いのですから、確実に戦死するためなどという発想を持つこと自体がおかしいと思います。

     また、米軍によるプロパガンダという説も不可解です。理由は>1で述べられているとおりです。

     おそらく、確実に戦死するためにコンクリートを云々というキャプションは事実ではなく、誰かの創作であり、その誰かは米軍でも日本軍でもない第3者であろうと想像します。
    おうる

  3. すいません。きちんとした日本語ではなくて。質問の内容は1のとおりです。

    また、2の写真ですが、本の題名は忘れてしまいましたが、航空服着た死体にコンクリートの塊をくくりつけているのを2枚見ています。確か沖縄戦の時であったと記憶しています。
    シルフィ

  4. 私は「特攻隊」の生き残りですが、こんな話は聞いたことがありません。
    脱出防止が目的なら、石を抱かせるのでなく、機体に固縛すればすみます。
    いくら当時の上層部を謗るにしても、これは酷すぎると思います。
    老兵

  5. シルフィさんの仰る写真は、月刊沖縄社の「日本最後の戦い・沖縄戦記録写真集」に収録されています。
    画像には立方体のコンクリート塊が荒縄で腰に結び付けられた日本兵と思われる遺体が写っています。
    一目で搭乗員とわかるような装備は身につけておらず、両足も裸足の状態です。
    「コンクリートを縛りつけたカミカゼ・4月23日、約25cm角のコンクリート・ブロックを腰に縛りつけた日本軍
    パイロットの戦死体が発見された。捕虜になるのを恐れて、万一海上に落ちても浮き上がれないようにした
    新手の”ハラキリ”だろうと米軍は推測した」というキャプションが添えられています。
    和泉


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