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5120 ヘリコプターのホバリング限界図にあるスキッド高度とは地面からスキッドまでの高さの事と思われますが、限界図においてどのような意味があるのでしょうか?。
簡単な質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。
キャスター

  1. H-V ダイアグラムの低速側を見ると、速度 0 kt から10 kt 程度までは、数フィートから10数フィート程度の高度、あるいはオートローテーションを行うのに十分な高度を飛行することが安全であることが解ります。

    ヘリコプターの地面効果の大小は、地面の近傍では数フィート単位で顕著に変化するため、技術的には重要なローター高度よりも、目視で判断しやすいスキッド高度を高度の指標として採択しているまでのことです。 従って、オートローテーションの可否が問題になる数百のオーダーに高度が至った際、スキッド高度=いわゆる普通に言う、AGLと捕らえていいでしょう。(H-V ダイアグラムは必ずしも海面高度での性能を元に作成されるわけではありませんから、MSLでなくAGLであることに注意してください。)
    みなと

  2. 1>みなと 様
    例えばスキッド高 2ft と明記されているホバリング限界図において総重量1,800lb , 外気温27℃ の時の地面効果内ホバリング高度(圧力高度)が 7,000 ft である場合、
    7,000 ft までなら地表から 5 ft(5 ft AGL)程度のホバリングが可能という解釈で良いのでしょうか?
    この時のスキッド高 2ft という表記が理解できないのですが。
    みなとさんの言われている 目視で判断しやすい という事は、ホバリング限界図を読むのにどのようにしたら良いのでしょうか?
    素人で申し訳ありません。 宜しくお願いします。
    キャスター

  3. ご質問の内容から拝察して、ひょっとしたらチャートの使い方に誤解があるのかもしれません。

    Hover Performance Chartは機種によって様々な様式がありますが、基本的には気圧高度、外気温、重量、スキッド高(Landing Gear Height)、所要出力(トルク)の5要素のうち、既知の4要素から、所望の1要素(Take off Weight、あるいは所要出力(トルク))を導出するものです。

    お尋ねの条件であれば、例えば気圧高度が7,000ft、外気温27℃の空港からいったいどれくらいの重量でLift off出来るのかを知る為に用います。 

    気圧高度と外気温が密度高度を求める為にあるのは言うまでもありませんが、スキッド高がパラメーターのひとつとして組み込まれている理由は、地面効果の影響を反映させる為であることもまた、容易に推察できるのではないでしょうか。

    お手元のチャートで"スキッド高 2ft" と明記されているのであれば それはいわゆる IGE(In Ground Effect) Hoverチャート、IGEチャートはスキッド高2〜6ftが一般的です。 スキッド高がローター径の1.2倍程度の高さであればOGE(Out of Ground Effect) Hoverチャート、これらのチャートは先に記載した5要素の内、スキッド高を定数化し簡略化したチャートです。

    スキッド高をパラメーターとして読み取ることの出来るチャートは、たとえばこのようなものです。 

    http://www.tpub.com/content/uhhelicopters/TM-55-1520-247-10/css/TM-55-1520-247-10_209.htm 

    みなと

  4. 1,3> みなと 様

    紹介して頂いたサイトではホバリングのスキッド高が 2ft の場合、37.2 PSI、スキッド高 10 ft の場合、42.5 PSI のトルクが必要という事。

    また、以前の私の疑問点だった、スキッド高 2ft , 総重量 1,800 lb , 外気温27℃の時の地面効果内ホバリング高度が7,000 ft である場合,地表からスキッドの 2ft までのホバリングが可能。
    操縦士がホバリング高さを確認しやすくする為、ローター高度よりスキッド高度をパラメータとしている。

    という解釈で良いでしょうか?

    キャスター

  5. はい、概ねO.K.と思いますが、"スキッド高 2ft , 総重量 1,800 lb , 外気温27℃の時の地面効果内ホバリング高度が7,000 ft である場合,地表からスキッドの 2ft までのホバリングが可能。" という部分、
    お手元の表に " Take off power"といった但し書きがあるなら、「総重量 1,800 lb 以下で外気温27℃、圧力高度7,000 ft(密度高度 約10,000 ft)の地表から、(スキッド接地面まで)2フィートのホバリング可能」とした方がいいでしょう。
    外気温が判って圧力高度が判らないという状況は考えにくいでしょうし。
    無論、無風並びに滑らかな地表等の作表条件が踏襲された上でのお話です。

    みなと

  6. 手元の表に " Take off Power "といった但し書があります。

    みなとさんの説明で理解できました。
    質問の内容が不十分で時間をとらせてしまい、申し訳ありませんでした。

    詳しく、またわかり易く説明をして頂き、感謝しております。
    有難うございました。


    キャスター


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