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日本空軍 E 14/8/13(水) 21:23

現実にあった危機 BUN 14/8/25(月) 23:46
┣ ノモンハンの戦訓 薩摩 14/8/25(月) 23:57
┃┗ Re:ノモンハンの戦訓 14/8/26(火) 7:00
┃┗ Re:ノモンハンの戦訓 薩摩 14/8/27(水) 0:46
┃┗ Re:ノモンハンの戦訓 14/8/27(水) 5:47
┣ これはむずかしい じゃま 14/8/27(水) 6:56
┃┗ Re:これはむずかしい おうる 14/8/30(土) 9:36
┃┗ やはりむずかしい じゃま 14/8/31(日) 5:32
┃┗ あんまりこの手の話はしたくないんですが・・・ おうる 14/8/31(日) 22:07
┃┗ そうでもない じゃま 14/9/1(月) 18:28
┃┗ こら、 BUN 14/9/1(月) 22:05
┗ Re:現実にあった危機 とおり 14/8/30(土) 21:49
┣ Re:現実にあった危機 nounasi 14/9/2(火) 13:57
┗ そんなに速くなかった零戦 14/9/3(水) 16:17
┗ Re:そんなに速くなかった零戦 とおり 14/9/3(水) 20:47
┗ 零戦は「艦上機」という特殊な立場 14/9/4(木) 6:13
┗ Re:零戦は「艦上機」という特殊な立場 とおり 14/9/6(土) 18:03
┗ それは2000馬力ではなく2200馬力なのかも 14/9/8(月) 14:49
┗ Re:それは2000馬力ではなく2200馬力なのかも とおり 14/9/13(土) 21:38

現実にあった危機
 BUN  - 14/8/25(月) 23:46 -
  
> 大陸や南方でゼロ戦を陸軍機の代わりに運用したとして、実戦で史実より弱くなるとは到底考えられません。

確実に言えることは昭和19年9月に、
「陸軍にまで使用が及んでいた零戦」の全てが戦闘不能になる、
というとんでもない事態が発生することになります。

栄の減速歯車の欠陥問題は零戦の発展を一旦中止するほどの大事件でしたが、
これが陸軍にまで及べばさすがに取り返しのつかない事態になっていたことでしょう。

零戦と隼を作り分け、栄とハ115に互換性な無かったことで
こうした危機は回避されたわけです。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chr...@KD118152108004.ppp-bb.dion.ne.jp>

ノモンハンの戦訓
 薩摩  - 14/8/25(月) 23:57 -
  
横から申し訳ありません。
海軍機ベースの機体を陸海軍で共用する場合、ノモンハンの戦訓から防御力も重視するようになった陸軍は海軍主導で開発された機体を全面採用するでしょうか?
ノモンハンの航空撃滅戦で大損害を受け、主力機の大半に防弾装備を施した陸軍は海軍の設計を是とするとは考え難いのですが……。
勿論一部任務の為に機体を共用しようとするのは(史実における零戦、天山や零式三座水偵みたいな)十分あり得ると思いますが、全面的となるとどうなのでしょう?
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@p1014-ipbf705hiraide.tochigi.ocn.ne.jp>

Re:ノモンハンの戦訓
   - 14/8/26(火) 7:00 -
  
> 横から申し訳ありません。
> 海軍機ベースの機体を陸海軍で共用する場合、ノモンハンの戦訓から防御力も重視するようになった陸軍は海軍主導で開発された機体を全面採用するでしょうか?
> ノモンハンの航空撃滅戦で大損害を受け、主力機の大半に防弾装備を施した陸軍は海軍の設計を是とするとは考え難いのですが……。
> 勿論一部任務の為に機体を共用しようとするのは(史実における零戦、天山や零式三座水偵みたいな)十分あり得ると思いますが、全面的となるとどうなのでしょう?


烈風にしても紫電改にしても、艦上機型と陸上機型では防御の強度が変えられています。海軍機の防御が弱い、というのは艦上機として運用する上で航続力を重んじるがゆえにあえてそうしていた部分があるのです。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/36....@nttkyo294131.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp>

Re:ノモンハンの戦訓
 薩摩  - 14/8/27(水) 0:46 -
  
> 烈風にしても紫電改にしても、艦上機型と陸上機型では防御の強度が変えられています。海軍機の防御が弱い、というのは艦上機として運用する上で航続力を重んじるがゆえにあえてそうしていた部分があるのです。

言葉足らずで済みません、時期的に九六艦戦と九七戦の後継機、九六式陸攻と九七式重爆の後継機辺りで統合しようとした場合、です。
この場合海軍系は零戦&一式陸攻、陸軍系は一式戦&100式重爆になると思いますが、この場合陸軍は海軍が開発した機体を受け入れるのか疑問に感じたもので……。
陸軍はノモンハンの航空撃滅戦を経験した結果として、より一層防弾装備を重視していく事になります。
この場合、ほぼ無防御に等しい零戦や一式陸攻を主力として全面的に使用するのは考え難いと思った次第です。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@p1108-ipbf606hiraide.tochigi.ocn.ne.jp>

Re:ノモンハンの戦訓
   - 14/8/27(水) 5:47 -
  
> この場合、ほぼ無防御に等しい零戦や一式陸攻を主力として全面的に使用するのは考え難いと思った次第です。

烈風の燃料槽を、局戦用に防弾タンクにすることも出来れば、しないで艦戦用とすることもできる、という例を挙げさせてもらったのですが、つまり、こうした変更は出来得ることだったのです。
零戦の燃料槽容量をそのまま防弾化するのは無理ですが、一式戦程度に燃料搭載量を減らすなら防弾タンクに載せかえることは十分可能なはずです。

こうしたことは、「用途による仕様の違い」で済む範囲なのではないでしょうか。
もちろん、用途ごとにその背景としてそれぞれのドクトリンが存在した上でのことです。

もっとも、艦戦仕様と陸戦仕様のふたつのサブタイプが出来てしまうことに結局なってしまいはするのですが。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/36....@nttkyo294131.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp>

これはむずかしい
 じゃま  - 14/8/27(水) 6:56 -
  
>
> 零戦と隼を作り分け、栄とハ115に互換性な無かったことで
> こうした危機は回避されたわけです。

こういった問題は、今でも解決できていない。

自動車メーカーは、生産効率向上のために、シャーシの共用化を
どんどん進めていますが、その結果、シャーシに、一部でも
欠陥があると、世界中のサービス拠点で対応しなければならない。

では、多品種少量生産の方がいいかというと、その方がずっとおカネが
かかるのは、すでにわかっている。

両者の中間をさがさないといけないが、これはむずかしい。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@aa20111001946f573a0d.userreverse.dion.ne.jp>

Re:これはむずかしい
 おうる  - 14/8/30(土) 9:36 -
  
> 自動車メーカーは、生産効率向上のために、シャーシの共用化を
> どんどん進めていますが、その結果、シャーシに、一部でも
> 欠陥があると、世界中のサービス拠点で対応しなければならない。
>
> では、多品種少量生産の方がいいかというと、その方がずっとおカネが
> かかるのは、すでにわかっている。
>
> 両者の中間をさがさないといけないが、これはむずかしい。

 すべての市場に一斉に最新モデルを投入するわけではないので、そうした問題は発生しません。

 現代(←韓国の財閥の事ではない)の自動車メーカーはだいたい世界的に展開していますが、生産工場は日本メーカーも欧米メーカーも現地生産化が進んでおり、市場ごとにモデルチェンジのタイミングを調整することが可能です。
 どのメーカーも最新モデルは自国(あるいは他の比較的インフラの整っている国)市場に投入し、様子を見たのちに他の市場で順次モデルチェンジを行います。(世界的規模で一斉にモデルチェンジをするとしたら、フルモデルチェンジではなくマイナーチェンジの時ですね)。
 したがって、シャシー等車両の根幹にかかわる部分でそうした世界的規模で対応しなければならないような不具合が生じる危険性はほとんどありません。

 最近ニュースになるような世界的規模のリコールは自動車メーカーが開発した部分ではなく、部品メーカーが自動車メーカーに納めている自社開発部品です。

 現在ではエンジン、トランスミッション、電子制御部品、ブレーキ、エアバッグ、シートベルト等は部品専業メーカーが開発し、それを自動車メーカーが自社の車両用に採用する方法が広く定着しています。
 その方が自社で開発・生産するよりも、開発コスト、生産設備の整備コスト、資材の調達コストを大きく抑えることができるからです。

 部品専業メーカーは複数の自動車メーカーに部品を売り込んでいるためかなり広い範囲で商品が出回ります。
 そうだからこそ、自動車メーカーが自社開発するよりも安く部品を供給できるわけですが、同時に部品に不具合が生じるとその対応規模もとんでもないものになってしまうのです。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.2; WOW64; rv:31.0) Gecko/20100101 Firefox/31.0@FL1-118-110-127-67.tcg.mesh.ad.jp>

Re:現実にあった危機
 とおり  - 14/8/30(土) 21:49 -
  
> > 大陸や南方でゼロ戦を陸軍機の代わりに運用したとして、実戦で史実より弱くなるとは到底考えられません。
>
> 確実に言えることは昭和19年9月に、
> 「陸軍にまで使用が及んでいた零戦」の全てが戦闘不能になる、
> というとんでもない事態が発生することになります。
>
> 栄の減速歯車の欠陥問題は零戦の発展を一旦中止するほどの大事件でしたが、
> これが陸軍にまで及べばさすがに取り返しのつかない事態になっていたことでしょう。
>
> 零戦と隼を作り分け、栄とハ115に互換性な無かったことで
> こうした危機は回避されたわけです。

零戦を陸軍で使用した場合の利点を考えてみました。
私は、速度、上昇力に(格闘性能も?)劣る、あの弱武装の隼を駆って敵機をバタバタ撃墜した陸軍パイロットの操縦、射撃能力は、海軍より上なのではと密かに考えております。彼らは20mmを有する零戦を大歓迎し、恐らくは20mmの弾道特性も難なくモノにし、史実よりもさらなる戦果を上げ、前線の士気も高くなる。使用者が多くなれば戦訓からの改修要求も増えるが、特に速度への要求が高まる。それらが相まって生産現場にフィードバックされ、次期戦闘機の開発にも拍車がかかる、というような好循環を想像してみました。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@235.44.30.125.dy.iij4u.or.jp>

やはりむずかしい
 じゃま  - 14/8/31(日) 5:32 -
  
>  すべての市場に一斉に最新モデルを投入するわけではないので、そうした問題は発生しません。

リコールというのは、生産後、何年かしてから、数十万台の規模で発生する。

なぜかというと、トラブルは確率的なものだからです。

トラブルが顕在化するには、母集団の数が、ある程度、大きくなければ
いけない。

だから始末が悪い。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@aa20111001946f573a0d.userreverse.dion.ne.jp>

あんまりこの手の話はしたくないんですが・・・
 おうる  - 14/8/31(日) 22:07 -
  
> リコールというのは、生産後、何年かしてから、数十万台の規模で発生する。
>
> なぜかというと、トラブルは確率的なものだからです。

 残念ながら違います。というか正確ではありません。

 リコールというのはただの不具合対応とは違います。不具合の現象が発生した時に、火災とか事故とか人命にかかわるような重大事につながるような不具合に対してのみ行われる対応の事を言います。同じ不具合でも事故や火災に発展する可能性のない不具合に対してはリコールは行われません。
 当然ながら、不具合がおこればリコールの対象となりうる部分は厳重に審査されま、車両の安全に直接かかわる部品は「重要保安部品」と位置付けられ、安全基準をクリアし許認可を得た部品だけを使用します。そして、この部分で不具合が生じてリコールになるという事例はあまりありません。

 現在、リコールになっている案件は、使用環境の想定が甘いとか開発スケジュールの都合で品質確認が不十分だったというごく少数の事例を除くと、ほとんどが販売開始後の変更に起因するものです。
 車両の構造そのものが変更する場合は国の認証を得なければならないので、マイナーチェンジやフルモデルチェンジの時に行われますが、構造を変更しない程度の部分的な変更(たとえば部品の発注先を変更する等)の場合は国にもユーザーにもマスコミにも何の発表もせずに実施されます(一般にランニングチェンジと呼ばれます)。
 近年のリコールの多くは、こうしたランニングチェンジの際に変更になった部分や、生産の工程で新しく配属になったスットコドッコイが間違った作業を行ってしまった部分で生じる不具合なので、分母云々はあまり関係ないのです(よく「平成〇年〇月から平成〇年〇月の間に製造された〇万台が対象」と期間が限定されているのがそれです)。

 対象の製造期間が限定されておらず、何年かしてから行われるリコールは部品の経年劣化に対する事前の想定が甘かった場合の不具合がほとんどで、その顕在化は経過期間に依存し、やはり分母云々とは関係ありません。


> トラブルが顕在化するには、母集団の数が、ある程度、大きくなければ
> いけない。

 分母が大きくないと顕在化しない類の不具合でリコール対象となる案件は、当該商品の発表から1年以内に顕在化するのが普通です。何年もかかるということはありません。
 さらに言うと、その1年以内に顕在化する不具合自体も当該商品がもともと抱えていた不具合全体から見たら例外的な存在で、ほとんどの不具合は開発中に顕在化します。
 貴殿の言う母集団が大きくないと顕在しない不具合は基本的に部品のバラツキに起因するものですが、そうした不具合の洗い出しは今では当たり前のように行われていて、少なくとも部品単位ではかなりの高確率で不具合を未然に検出しています。
 今現在の日本の品質管理技術で、母集団が大きくならないと顕在化しない不具合というものは、ほぼ無いと思っていただいて良いと思います。(それにも拘わらずそういう問題が現実に存在するのは技術的な問題じゃなくて、開発担当技術者と経営陣と品質管理担当者の人間関係とかコミュニケーションとか・・・純粋に技術的な理由ではない部分によるものだったりします)


 開発が不完全だけど開発スケジュールの都合(開発の遅れによる新商品の発表時期変更は株主の信用が失われるので経営陣はまず認めない)があるから、市場に出てから対策(クレーム対応等)すればいっか・・・で、市場に出してしまい、当該案件についてよくよく調査研究してみたらリコール案件だった・・・という例外的な事例(もちろん分母の大小なんか関係なし、母集団云々以前の話)も、少数ですが過去に実在しています(具体例についてのお話はいたしかねます悪しからず)。

 この話はスレッドの趣旨からは外れますので、私のレスはこれを最後にします。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.2; WOW64; rv:31.0) Gecko/20100101 Firefox/31.0@FL1-118-110-127-67.tcg.mesh.ad.jp>

そうでもない
 じゃま  - 14/9/1(月) 18:28 -
  
>  ほとんどが販売開始後の変更に起因するものです。

いいえ、設計の段階では予測できないトラブルが生じるので困るのです。

> 新しく配属になったスットコドッコイが間違った作業を行ってしまった部分で生じる不具合なので、分母云々はあまり関係ないのです
>  対象の製造期間が限定されておらず、何年かしてから行われるリコールは部品の経年劣化に対する事前の想定が甘かった場合の不具合がほとんどで、その顕在化は経過期間に依存し、やはり分母云々とは関係ありません。

ちょっと待ってください。
「分母」とは具体的には何ですか。
 分母があるなら、分子は何ですか。

 なんらかのトラブルは、
 ■一万キロ走っても生じない
 ■二万キロ走ると生じる。
 といったサンプルを累積した結果です。

   二万キロで生じたトラブル+三万キロで生じたトラブル
   +四万キロで生じたトラブル…

と、走行距離あるいは経過時間が大きくなるにつれて、大きくなる。

金属疲労による破壊が典型的なものです。
だから、発売後、数年たってから、「最悪の場合、…になりうる」ということになる。

おうるさんも「その顕在化は経過期間に依存し」と書いているではありませんか。

>  分母が大きくないと顕在化しない類の不具合でリコール対象となる案件は、当該商品の発表から1年以内に顕在化するのが普通です。何年もかかるということはありません。

  「一年」である根拠はなんでしょうか。
   8760時間が、なぜ分岐点になるのでしょう.
   15000時間でない理由はなんでしょうか。
   
   数万キロ走って出現する場合がある。

>  さらに言うと、その1年以内に顕在化する不具合自体も当該商品がもともと抱えていた不具合全体から見たら例外的な存在で、

 「例外的」である根拠はありませんよ。

>  貴殿の言う母集団が大きくないと顕在しない不具合は基本的に部品のバラツキに起因するものですが、

 そんなことはないですよ。
 ある部品に10Hzの振動を10000時間加えた場合のダメージを予測するのは
非常にむずかしい。
 10000時間のテストをするわけにはいかないからです。

 10000時間経過後のダメージをシミュレートするために、「加速試験」を行います。
 たとえば、200Hzの振動を50時間加えてシミュレートする。
 しかし、これはモデル化したもので、実際とはやはり違うから、数年たってから、トラブルを起こすことがある。
部品のばらつきが全くなくても、起きる。

>  今現在の日本の品質管理技術で、母集団が大きくならないと顕在化しない不具合というものは、ほぼ無いと思っていただいて良いと思います

 そんなことはないですよ。
 現に、リコールは起きている。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@aa20111001946f573a4c.userreverse.dion.ne.jp>

こら、
 BUN  - 14/9/1(月) 22:05 -
  
リコールの話なんて誰もしてないぞ。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chr...@KD118152108004.ppp-bb.dion.ne.jp>

Re:現実にあった危機
 nounasi  - 14/9/2(火) 13:57 -
  


現実には陸軍の四式戦開発が概ね順調に進み、海軍の紫電、烈風が難産でありました(紫電は水上機改造による早期戦力化を目的としたのにもかかわらず四式戦と同時期完成ですが不具合多数。)
海軍は零戦を使用しましたが「それらが相まって生産現場にフィードバックされ、次期戦闘機の開発にも拍車がかかる、というような好循環を想像してみました。」なんてことは一切ございませんでした。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/37....@122x210x11x178.ap122.ftth.ucom.ne.jp>

そんなに速くなかった零戦
   - 14/9/3(水) 16:17 -
  
> 零戦を陸軍で使用した場合の利点を考えてみました。
> 私は、速度、上昇力に(格闘性能も?)劣る、あの弱武装の隼を駆って敵機をバタバタ撃墜した陸軍パイロットの操縦、射撃能力は、海軍より上なのではと密かに考えております。彼らは20mmを有する零戦を大歓迎し、恐らくは20mmの弾道特性も難なくモノにし、史実よりもさらなる戦果を上げ、前線の士気も高くなる。使用者が多くなれば戦訓からの改修要求も増えるが、特に速度への要求が高まる。それらが相まって生産現場にフィードバックされ、次期戦闘機の開発にも拍車がかかる、というような好循環を想像してみました。

零戦は試作機の審査の時点で、担当官が「今から世に出る戦闘機としては速度が出なさすぎないか?」と疑問を持ったというエピソードがあります。
艦上戦闘機であるがゆえに発着艦性能を優先した結果としてそのようなことになっているのですが、この意見に対しては「次で高速を追求した局地戦闘機を作るから、今回のこれはこれということで」というように応じられた、といわれています。
ここで述べられた次の局戦が、結果として主力戦闘機の任を背負えなかった雷電です。

一方で、昭和13年に陸軍は時速600キロを狙う重戦闘機キ四十四の試作指示を出しており、続いてキ六〇、キ六十三、キ六十四、キ六十五といった重戦闘機(高速戦闘機)を計画して行きます。
この間に挟まっていた軽戦闘機の計画案は整理され、最終的にはキ六十一II、キ八十四という二種類の重戦闘機として現実化されてゆくことになって行きます。
海軍の意向とは関係なく、陸軍は次期戦闘機に速度を求める方向にすでに向っていたのです。
引用なし
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<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/36....@FL1-122-135-153-50.tky.mesh.ad.jp>

Re:そんなに速くなかった零戦
 とおり  - 14/9/3(水) 20:47 -
  
> 零戦は試作機の審査の時点で、担当官が「今から世に出る戦闘機としては速度が出なさすぎないか?」と疑問を持ったというエピソードがあります。
> 艦上戦闘機であるがゆえに発着艦性能を優先した結果としてそのようなことになっているのですが、この意見に対しては「次で高速を追求した局地戦闘機を作るから、今回のこれはこれということで」というように応じられた、といわれています。
> ここで述べられた次の局戦が、結果として主力戦闘機の任を背負えなかった雷電です。
>
> 一方で、昭和13年に陸軍は時速600キロを狙う重戦闘機キ四十四の試作指示を出しており、続いてキ六〇、キ六十三、キ六十四、キ六十五といった重戦闘機(高速戦闘機)を計画して行きます。
> この間に挟まっていた軽戦闘機の計画案は整理され、最終的にはキ六十一II、キ八十四という二種類の重戦闘機として現実化されてゆくことになって行きます。
> 海軍の意向とは関係なく、陸軍は次期戦闘機に速度を求める方向にすでに向っていたのです。

そのあたりはここの過去ログで勉強させていただいております(お花畑にご教示を下さり、恐縮です)。
ただ、統一空軍で零戦が統一機種として採用されるという仮定を置いていますので、それが成立するためには、遅くとも14年までに空軍ができ、15年に零戦の採用が決まる、とすべきかなあと思い勝手に前提にしておりました。その時点で二式戦、三式戦の開発がどうなるかへたな考えをめぐらせていたのですが、おそらくサスペンドまたは消極的続行ぐらいの立ち位置になったのではと想像しておりました(零戦を遥かに引き離すほどの性能があるかどうかが課題)。で、零戦の実績を見るまで最終判断保留ということになり、中国大陸での活躍を見てから、さあどうでしょう?となりましょう。また、零戦の実績を見たあとでは、武装は20mmx2が必須となり、それらを計算に含めなければならなくなるでしょう。

しかし、もし一〜三式戦までなくなってしまうと誉搭載機まで間が開きすぎますね。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@235.44.30.125.dy.iij4u.or.jp>

零戦は「艦上機」という特殊な立場
   - 14/9/4(木) 6:13 -
  
> ただ、統一空軍で零戦が統一機種として採用されるという仮定を置いていますので、それが成立するためには、遅くとも14年までに空軍ができ、15年に零戦の採用が決まる、とすべきかなあと思い勝手に前提にしておりました。

けれど、海軍航空は当時すでに史実の上で独自に空軍化を目指そうとしています。空母で運用される艦上機勢力だけでなく、十三試のあたりからは陸攻に加えて戦兼爆や局戦といった陸上基地部隊での使用機種の開発に着手するようになっています。
史実の上でもやがて来るべき時代には、零戦のような艦上機は特殊な立場に限られたものになり、局戦・戦兼爆・陸攻で構成されたもうひとつの主力が中心的存在になることが構想されていたのです。
そして、そこではより陸上基地での運用に特化した、あるいは戦闘機として一般化された機体が求められることになり、その実現を求めて雷電や紫電などが作られることになってゆきます。

仮に統一空軍ができ零戦がその場の主力戦闘機になっていたとしてもそれは一時のもので、もうひとつ平行して十三試で陸軍の重戦闘機にあたる陸上戦闘機の試製に着手されていたのはほぼ間違いないだろうと思います。
実際にも、13年にキ四十四がスタートし、同時スタートのはずだった海軍局戦が延び延びになったことからキ四十四よりも若干新世代的な内容になって来たために、これに注目した陸軍がキ六十五として検討するに至っています。
陸海軍航空を統合した独立空軍にメリットを求めるなら、「艦上戦闘機」零戦によりも、陸上戦闘機・重戦闘機の部類に成功作が出現することを夢見るべきなのだと思うのですが。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.1) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/36....@nttkyo294131.tkyo.nt.ngn.ppp.infoweb.ne.jp>

Re:零戦は「艦上機」という特殊な立場
 とおり  - 14/9/6(土) 18:03 -
  
> 陸海軍航空を統合した独立空軍にメリットを求めるなら、「艦上戦闘機」零戦によりも、陸上戦闘機・重戦闘機の部類に成功作が出現することを夢見るべきなのだと思うのですが。

まったくおっしゃる通りですね。
米陸軍はP38,P47,P51と速度も足もある「陸上戦闘機・重戦闘機の部類」を次々繰り出してきたわけですが、これらは開発当初においては大戦中に威力を発揮した航続力を持って設計されたのではないと言われます(P38は日本の局戦のような、P47は高高度戦闘、P51は低高度侵攻・対地攻撃がコンセプトだったとか)。これが結果的に足も持てるようになったのは全て発動機のおかげと思われます。機種統合によって生産合理化・開発力アップを果たした仮想統一空軍に於いても、結局は速度も足もある陸戦としては2000馬力級戦闘機を待つしかなく、その出現が早まるのを夢見るしかなさそうです。
引用なし
パスワード
<Mozilla/5.0 (Windows NT 6.3; WOW64; Trident/7.0; rv:11.0) like Gecko@235.44.30.125.dy.iij4u.or.jp>

それは2000馬力ではなく2200馬力なのかも
   - 14/9/8(月) 14:49 -
  
> 米陸軍はP38,P47,P51と速度も足もある「陸上戦闘機・重戦闘機の部類」を次々繰り出してきたわけですが、これらは開発当初においては大戦中に威力を発揮した航続力を持って設計されたのではないと言われます(P38は日本の局戦のような、P47は高高度戦闘、P51は低高度侵攻・対地攻撃がコンセプトだったとか)。これが結果的に足も持てるようになったのは全て発動機のおかげと思われます。機種統合によって生産合理化・開発力アップを果たした仮想統一空軍に於いても、結局は速度も足もある陸戦としては2000馬力級戦闘機を待つしかなく、その出現が早まるのを夢見るしかなさそうです。

航続力に関しては、海軍で十四試局戦の先にあるものとして考えていた陸上戦闘機(昭和18年2月の性能標準軍令部案でいうところのB戦闘機のようなもの)は艦戦と同等の航続力を持つものとして設定されています。

史実の陸軍の三式戦、四式戦なども太平洋方面での使用を想定せざるを得なくなった時点で、航続力の延伸策が持ち込まれています。三式戦の「空戦時バランスが悪くなる」といわれてしまった後部胴体内タンクであったり、当初はあまり考えられていなかった四式戦への落下タンク装備であったり、です。

こうした部分は、海軍の要求がクリアできる機体があれば陸軍の作戦に使える、というところに入ってくる話だと思います。

史実の川西十七試陸戦がうまくいかなかった経緯からいえば、それは2000馬力ではなく2200馬力のものだった、という気もします。
同じく史実の陸軍でも、海軍十四試局戦を2200馬力のハ二一一に換装して性能向上させたものを自軍の重戦として使おうとしていました。
それくらいのパワーで大航続力の過荷重を支えるという計算はどこか共通していたのではないかと思うところです。
引用なし
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Re:それは2000馬力ではなく2200馬力なのかも
 とおり  - 14/9/13(土) 21:38 -
  
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> 航続力に関しては、海軍で十四試局戦の先にあるものとして考えていた陸上戦闘機(昭和18年2月の性能標準軍令部案でいうところのB戦闘機のようなもの)は艦戦と同等の航続力を持つものとして設定されています。
>
> 史実の陸軍の三式戦、四式戦なども太平洋方面での使用を想定せざるを得なくなった時点で、航続力の延伸策が持ち込まれています。三式戦の「空戦時バランスが悪くなる」といわれてしまった後部胴体内タンクであったり、当初はあまり考えられていなかった四式戦への落下タンク装備であったり、です。
>
> こうした部分は、海軍の要求がクリアできる機体があれば陸軍の作戦に使える、というところに入ってくる話だと思います。

さて、翻って史実を見ると、海軍では諸々の事情やなりゆきにより試作上のブラックホールができてしまったわけですよね。計画では烈風が制式になるまでの「甲戦」はどうするつもりだったのでしょう。雷電がうまく行っていたらその足を延ばすことで対応してたのでしょうか。増槽二本積むとか? こうなってくると、エンジン選定のルールを外して雷電を誉で設計してたら、というのがさほど荒唐無稽でないifになるのかもしれません(既出かもしれませんが)。海軍のことなので、局戦と甲戦を考えろ、なんてことになるんじゃないかと思います。
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