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中島版烈風は可能か? sonic 13/1/2(水) 22:35

Re:中島版烈風は可能か? sonic 13/1/4(金) 0:49
┣ そういうことではなく T216 13/1/4(金) 2:39
┣ 防弾について 13/1/9(水) 13:17
┗ 多少大型になっても長く飛べる艦戦が欲しいと思う人たちもいたわけで 13/1/9(水) 16:03

Re:中島版烈風は可能か?
 sonic  - 13/1/4(金) 0:49 -
  
>  九五式水偵が活躍できず、水戦の価値が下がったというのは面白いと思います。
>  しかし、水戦は「南洋において飛行場を設営するまでの防空用」に開発された訳ですから、海軍設営隊に重機が大量に導入されて米海兵隊よろしく一日で飛行場が設営できるようになったとか、翔鶴型がエセックス級よろしく大量建造されて南洋諸島に飛行場を設営する必要が低くなった、といった歴史改変でもしない限り、水戦の開発をやめるということにならず、むしろ水戦に史実より過酷な要求が課せられる(紫雲の様にフロートを切り離し式にしていざというときには身軽になれるようにしろとか)ことも考えらると思います。

それは、十五試水上戦闘機が担うと思います。

>  十六試ということは既に零戦が大航続力を大陸で活躍している訳ですが、それなのに次期艦戦で航続距離を切り下げるには、何か理由が必要かと思います(水戦がないと代わりに艦戦が防空する範囲が広がる訳で、そのためには大航続力が必要とされる可能性が高いです)。

それは、機体の大型化を防ぐためです。
史実の烈風の大型化の要因は、航続能力と離着艦能力を両立させた結果です。
そのため同じことを中島飛行機に要求した場合やっぱり大型化する可能性があったので航続能力を引き下げました。

>  その後にある防弾にしても(そもそも「防弾を装備しろ」というのは曖昧模糊とした要求で、普通は「操縦席に防弾ガラスや○mmの防弾板を装備すること」とか「燃料タンクを防漏式にすること」といった表現になるかと思います)、史実の十七試艦戦では燃料タンクの防弾については触れられていないことから考えれば、操縦席の防弾装備はともかく燃料タンク防弾については何か理由が必要(例えば大陸に進出した零戦が僅かな被弾で次々と熟練搭乗員毎大量に失われたとか。尤も渡洋爆撃時の九六陸攻のことを考えると)になるでしょう。

わかりました。
もっと具体的に要求します。
「全ての燃料タンクに防漏ゴムを張る。
操縦席の風防前面に70mm厚の防弾ガラスならびに操縦者座席の頭当てと操縦席後方に13mm厚の防弾鋼板を装備すること。」

>  また、別の枝で速度や武装について指摘される度に「570km/h程度」とか「20mm機銃×4+7.7mm機銃2挺」という風に要求を変更されておられるようですが、「なぜ(3年後に実用化される新型艦戦の)最高速度が(当時開発中だった二号零戦の試算最高速度と20km/hと変わらない)570km/h程度なのか」や「なぜ武装が(十四試局戦より強力な)20mm機銃4挺なのか」を論理的に説明できなければ、「とりあえず零戦より速くて火力の大きい戦闘機を考えてみました」程度のリアリティのない話になると思うのですが、いかがでしょうか。

その指摘とその後考えた結果「1942年まで待って誉の開発が完了してから誉の搭載を前提にした新型艦上戦闘機を考えたら」という考えが芽生えてきました。
もしかしたら別のIfを考えるかもしれません。
引用なし
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そういうことではなく
 T216  - 13/1/4(金) 2:39 -
  
 「sonicさんがどうしてそんな要求性能を求めたのか」はどうでもいいんです。
 「(sonicさんの考える機体を開発するために)海軍の担当者が史実とは異なる判断を下すに足る理由」を考える必要がある、と書いたつもりなんですが。
引用なし
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防弾について
   - 13/1/9(水) 13:17 -
  
> わかりました。
> もっと具体的に要求します。
> 「全ての燃料タンクに防漏ゴムを張る。
> 操縦席の風防前面に70mm厚の防弾ガラスならびに操縦者座席の頭当てと操縦席後方に13mm厚の防弾鋼板を装備すること。」

作ろうとしているのが艦戦なのだとしたら、この要求は下されないか、あったとしても極めて限定的なものとなったでしょう。
というのは、防弾に重量を割くことイコール搭載量の減少だからです。
操縦者防御と並んで重要なのは可燃物を中に詰めた燃料タンクの防御ですが、その防弾法は被弾孔をゴムで塞ごうとするのが一般的です。しかし、内袋式にすればその分タンクの容量は少なくなりますし、タンク外側へゴムをまとわらせるにしてもゴム分だけタンクを小さくしなければならなくなります。
実際に、烈風では艦戦型では防弾せずに燃料を多く積み、局戦型では燃料が減っても防弾に重きを置く方針が採られています。
その反対に紫電改は、局戦型ではあった防弾ゴムを、艦戦型では外して燃料容量を多く確保しようとされていました。

防弾があるに越したことはもちろんなのですが、洋上での攻撃距離、帰投距離の大きさへの配慮あるがゆえに、この時期の日本海軍の艦戦に防弾要求を持ち込むのはちょっと考えなければならないところなのです。
引用なし
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多少大型になっても長く飛べる艦戦が欲しいと思う...
   - 13/1/9(水) 16:03 -
  
> それは、機体の大型化を防ぐためです。
> 史実の烈風の大型化の要因は、航続能力と離着艦能力を両立させた結果です。
> そのため同じことを中島飛行機に要求した場合やっぱり大型化する可能性があったので航続能力を引き下げました。

実際には、多少大型化させてでもそれなりの航続力を持つ機体が望まれて烈風が生まれています。現実には「大型化を避ける」などという理由とは違った別の根拠があったからです。
それは、空母の用法そのものについてのことです。

自軍が空母を持っているならば、敵海軍も必然的に空母を持っている、と考える。実際その通りです。戦艦にしろ他の艦種にしろ敵航空部隊が制圧してくる状況下では前に出せませんから、まずに敵の航空部隊を封殺してしまいたい。そのためには敵空母の飛行甲板を破砕してしまいたいわけです。これを一番最初にやってしまいたい。
しかし、そのためには自軍の空母を前に出して飛行機隊を発進させなければなりません。敵も同じように考えるでしょうから、ともすれば敵空母からの飛行機隊に急襲されてこちらの空母が先にやられてしまう可能性があります。
このような事態を避けるには、敵の飛行機隊の行動半径の外側から、あるいはできるだけそれに近い距離で攻撃できる長い槍、すなわち大航続力を備えた艦上機部隊を備えることです。
敵空母を直接攻撃するのは急降下爆撃機の仕事ですから、日本海軍は彗星に長大な航続力を与えています。しかし、行った先で敵の防空戦闘機が待ち受けることも考えなければなりませんから、艦爆を裸で出すわけに行かず、艦戦に援護させなければなりません。

ここで、艦戦は自方の空母を守るのに徹すれば良いとして、艦戦の航続力を切り捨てるというのでは、このような艦隊全体のドクトリンに影響を与えることになってしまいます。

裸で出た艦爆は被撃墜率が増え、目標への到達確率が減るでしょうし、その上で任務の達成は望まれますから、これはうっかりすれば艦爆をミサイルとして使うだけ、つまりは特攻隊化につながってしまうようなことであるのかもしれないのです。
引用なし
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