第二回お絵描き講座
またまた!お絵描き講座


今回のサンプルは、絵掲948の”扶桑”(昭和14年頃の状態)

1.下書き(ラフ描きですが、ほとんどこの段階で決まる?)
2.測距儀から順に描き込んで仕上げる(すみません、作業過程が残っていませんでした。)
3.背景を入れて完成

どうしたら艦船絵が描けるか?とのご質問を頂きますが、塗りよりも下絵が勝負の鍵を握っていることが見て取れます。
もっと言うと下絵にする前の心の中の絵が80%重要で、下絵にするテクニックが15%、仕上げるテクニックが5%くらいだと思います。
絵描きさんがスランプになるのは心の中の絵が20%台とかに低下していると、技量満タンでも40%の絵に・・・
さらに気乗りしない状態だから技量も発揮できずに散々な絵になることを指します。

ちなみに仕上げる技量以外に、根気と集中力が必要です。(笑)

この扶桑、ごちゃごちゃしている割に容量は驚異的に軽いのです。











BN-2さんから質問をいただきました。
CGイラストで重い軽いを決めるのは何なのですか?


ささきさんから回答をいただきました。(いつもありがとうございます。)
PNG の場合、基本的に色の連鎖(正確にはパターンの反復)を利用して圧縮しているので、同じ色ないしタイリングのパターンがどれだけ連続しているか、で圧縮率が変わります。
JPEG の場合は 8x8 ごとに周波数マトリクスに変換し高周波成分を切り捨てて圧縮しているので、8x8 の領域内にどれだけ激しい色変化が含まれているか、で圧縮率が変わります。

PhotoShop からの変換や水彩お絵描き板でPNG を生成すると巨大になりやすいのは、滑らかな輝度色調変化を伴うグラディエーションをかけていることに由来することが多いです。
POO アプレットで人力グラデをかける場合はせいぜい10段以内の色変化+色メッシュなのでパターン反復となり、PNG での圧縮率が稼げるのです。


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