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プチロフ(01/6/30 01:59)
禁輸状態なのに石油備蓄を食いつぶすだけの(勝っても石油が手に入る当てが無い)作戦に、日本海軍がどれくらいの規模で参加するのかちょっと想像できないので、ソ連の潜水艦について書きます。
ソ連海軍の潜水艦でドイツと共同設計したS級IX/IX-bis型は戦中・戦後の就航です。 戦前に就航した潜水艦は、巡潜型のK級(航続距離:9ktで14,000浬)が最大10隻、機雷敷設型のL級(航続距離:K級に同じ)が25隻。太平洋艦隊に配備された数は判りませんが、共に数隻止まりでしょう。 残りは小型潜水艦のM級初期型(水中排水量200t 航続距離:8.2ktで1,600浬 45mm機銃x1 53.3cm魚雷発射管x2 乗員16名 小型過ぎて居住性に難あり)と、中型潜水艦シュチューカ型(最終型で水中排水量708t 航続距離:8ktで6,500浬 45mm機銃x2 7.62mm機銃x2 53.3cm魚雷発射管x6 乗員40名)になります。
沿岸防備にしか使えない小型を除いても、ASW技術の確立していない日本海軍とならば良い勝負をしそうに思えますが、距離の測定が出来ないソナー、司令塔から直通で会話できないソナー室、ジャイロ機構を欠いている為2本以上の同時発射が命令で禁止されている魚雷、無気泡化が出来ていなくて発射時に位置を暴露してしまう発射管、軍人としての優秀性よりも政治的に信用できる事で1〜2年前に登用された将校などの問題を抱え、史実でもある程度問題解決が為される43年以前はほとんど戦果を上げていません。
ですから、何らかの形で輸送船に護衛さえついていれば、少数の機雷敷設潜水艦に悩まされる程度で済むと思います。
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