ベレズニアク・イザイエフ Bi−5

Bi−5

 Me163よりははるかにまともな形態のロケット動力機。

 ベレズニアクとイザイエフの設計チームはロケットモーターを動力とした戦闘機の 設計を行ない1942年5月15日初飛行させました。
 この機体は1から7まであり、それぞれ細部が異なってはいたものの基本的には同じ 機体で、写真の−5は降着装置にスキーをはいており、よりいっそう特異な形態をきわ だたせています。
 1,000q/h近い高速を狙っていましたが、肝心のロケット・モーター自体が 推力不足で試作機は相次いで墜落、そのため翼端にラムジェットを1基ずつ装備した 型も作られましたが結局は試作のみに終わってしまいました。  推力不足だったくらいですから、諸元表中の最大速度はとても実現できませんでした。


諸元
全幅(m) 6.48
全長(m) 6.40
全高(m) 2.06
主翼面積(u) 7.00
空虚重量(s) 790
全備重量(s) 1683
エンジン D−1A−1100 ロケットモーター 推力1100s
最大速度 990q/h
武装 20o×2