91 お知恵をお借りします。
「着任報告」儀礼(?)なんですが。
士官と下士官・兵では差異はあるのでしょうか?
申告する相手や。申告の仕方。 または各国によっても差異はあるのでしょうか?

細かな質問ですが、知識、資料、サイト等。
ご存知であれば、よろしく御教授ください。
usio

  1. 士官は知りません。下士官・兵はまず所属の分隊長に転属の申告をし、次に
    分隊の食事中のデッキで、
    「お食事中一言ご挨拶申しあげます。○○二等飛行兵曹は九〇三航空隊所属
    を命じられ、ただ今着任致しました、宜しくお願い致します。」
    ところが、古い下士官になると言葉使いが変わります。
    老兵

  2. >老兵さま
    ご解答ありがとうございます。

    下士官・兵は所属の分隊長に申告するんですね。
    司令とかではなく(実はそこが気になっていました)

    それにしても食事中に「お披露目」(?)するとは……
    たいへん参考になりました。

    古い下士官になると言葉使いが変る。
    ええと、つまり……エラそうに喋るってことですかね?(汗)
    usio

  3. >usio さん

    ご質問の件、旧海軍の下士官兵については老兵さんよりレスがついていますが、ご参考までに。

    海軍に関しては、着任の仕方については一般的はどこの国でもほとんど同じ様なものですが、それはそこ、やはり各国毎それぞれお国柄で微妙な違いがあります。 これは士官と下士官兵についても同じです。

    旧海軍の士官の例ですと、「次室士官心得」という冊子が少尉任官前に配布されますが、この中の「第三 転勤より着任迄」という項目に躾け事項について詳しく書かれています。 もちろん艦長や司令官、司令長官などの「指揮官」になりますと、その着任は部隊としての“儀式”が伴いますので、全く別の話しになりますが。

    規則的な話ですと、艦艇に着任する場合した場合の要領などについては「第1艦隊法令別冊 軍艦例規」の中に「准士官以上乗退艦者送迎方」「下士官兵乗退艦者取扱方」として定められており、第1艦隊以外の艦船及び陸上部隊等についても基本的にこれに準ずることとされていました。

    現在の海上自衛隊は旧海軍と似たり寄ったりですが、やはり戦後のものであるだけに多少は異なる部分もあります。

    諸外国の場合では、例えば米海軍ですと米海軍協会(U.S.Naval Institute)の 「The Naval Officers Guide」や「The Bluejackets' Manual」などが市販されていますのでこれらがご参考になると思います。

    艦船ファン

  4. >艦船ファンさま
    資料のご提示、感謝します。
    さっそく、調べてみます。
    ありがとうございました。

    usio

  5. 次室士官心得によれば、まず当直将校に「唯今着任致シマシタ」と届けるとなっています。
    当直将校は副長に副長は艦長の所へ案内します。次に、士官次室長が関係各室へ案内します。
    次室士官心得は軍艦を基準にしていますが、陸上部隊でもこれに準じて行われます。
    下士官・兵との大きな違いは、転勤命令を受けた場合、直ちに所属階級氏名を記入した名刺を作成持参して、当直将校その他関係者に差し出すことです。
    老兵


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