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人類がこれまでにおこした戦争での総犠牲者数は、推定何人と研究されているでしょうか??? 紅の欠片 |
- 日本だって戦国時代の合戦でも死者不詳のものがやまとあるし、それ以前となると壇ノ浦の戦いでさえ死者不明で、他の国だって似たようなものではないかと。それにそんなものをいくら推定しても意味はないし、役にも立たないから、研究そのものが存在するとは思えません。
7j6hkvs
- 「戦争」の範囲を定めることすら難しいでしょうね。
警察行為、テロ、紛争、どこまでを指すのか?
近くはシナ事変の様に片方の当事国が戦争行為と認めない例もあります。
わんために
- いかにも人口学者が研究していそうなテーマですが、私の粗い検索では専門家の論考はひっかからなかったもので、シロート計算です。
まず人類(ホモサピエンス)総人口を約1000億とします。古生物学的には20万年ぐらい遡れるかもしれませんが、そうしても総人口にはほとんど影響ないでしょう。
http://www.prb.org/Articles/2002/HowManyPeopleHaveEverLivedonEarth.aspx
次に戦争による犠牲者数ですが、これも、すでにいわれているように、革命や内乱や宗教戦争を入れるか、戦争による餓死者などをどうカウントするかで変わってきますが、とりあえず下のサイトの数字で検討します。
http://www.geocities.jp/kiundou/war.html
20世紀には95億人程の人間が生まれ、1億から1億6000万人ほどが戦争内戦内乱などで死亡、19世紀以前は、粗い推算で17世紀には30億、18世紀には35億人19世紀には50億人程度が生まれたものとすると(本当は死亡者でいくべきでしょうが)、戦争犠牲者のパーセンテージは下記のようになります。
16世紀 出生25億人 戦争犠牲者 160万人 0.06%
17世紀 出生30億人 戦争犠牲者 610万人 0.2%
18世紀 出生35億人 戦争犠牲者 700万人 0.2%
19世紀 出生50億人 戦争犠牲者 1940万人 0,39%
20世紀 出95億人 戦争犠牲者 1億780万〜1億6000万人 1.1~1,7%
19世紀からの戦争犠牲者割合の急増が目立ちますが、これはある程度までは平均年齢に圧倒的な影響を与えていた、乳幼児の死亡率の低下で説明できるでしょう。
さてこれからは完全なあて推量になりますが、16~18世紀のデータをもとに、前近代の戦争犠牲者を人口の0.1%から0.2%とすると下記の計算になります。
前近代の戦争犠牲者数を0.1%、第二次大戦の犠牲者を1.1億人とすると
845億人(18世紀以前の総人口)×0.001(犠牲率)+0.2(19世紀分)+1.1(20世紀分)=2.14億人
前近代の戦争犠牲者数を0.2%、第二次大戦の犠牲者を1.1億人とすると
845億人(18世紀以前の総人口)×0.002(犠牲率)+0.2(19世紀分)+1.6(20世紀分)=3,49億人
きわめて粗い計算ですので眉にツバつけて読んでいただきたいのですが、20世紀が戦争犠牲者のかなりの部分を担っているようです。
カンタニヤック
- >訂正
最初の
「第二次大戦の犠牲者を1.1億人とすると」→「20世紀の犠牲者を1.1億人とすると」
二つ目
「第二次大戦の犠牲者を1.1億人とすると」→「20世紀の犠牲者を1.6億人とすると」
申し訳ありません。
カンタニャック
- 「犠牲者」っていうのも曖昧な言葉ですなぁ。
まあ普通に考えれば戦死者のことなんでしょうが、負傷者だって犠牲者だろうし、被災者だって犠牲者と言えなくもないし、家族を失ったことによる精神的犠牲者っていうのもあるかもしれない。
PT
- >3,4
カンタニャック様、ありがとうございます。と、いうよりも愛しています。
>5
ってことは、犠牲者=総人口といっても過言ではないという極論でもありますねぇ。
紅の欠片