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地雷、魚雷、機雷、刺突爆雷などなど 爆弾とは呼ばず「雷」と言う字が付いた兵器がありますが、これは他の爆弾と何が違うのでしょうか? ゆとれすと |
- 素人の出る幕ではありませんが、
海自では航空機投下の爆雷を対潜爆弾といっていますし、新聞では中東の
地雷や砲弾を用いて道路脇などに設置したものを仕掛け爆弾と書いて
います。いっぽう、どうみても仕掛け爆弾のクレイモアは地雷です。
英語で魚雷はTorpedo、地雷も機雷もmineなので日本語だけの区別では?
梅吉
- あくまで感覚的な話ですが、元々埋め足り据え置くて用いる地「雷」と、砲より打ち出す「弾」の概念があって、
地雷から、「水」中で使う地「雷」、「機」械仕掛けの水「雷」、「爆」破するための地「雷」が派生したのと、
砲弾から派生した「爆」撃「弾」
と運用の面から連想ゲーム的に名前がつけられていったのではないでしょうか
通行人
- 12世紀ころの中国で実用化されたと言われる火器に「震天雷」という、今の手榴弾(と言うには大きいですが)に当たる爆弾がありました。この他にも「天雷砲」、「水雷(火)」などの火薬を使った火器に「雷」の文字をあてたものがあり、これらが語源になったようです。
要するに「雷」は「爆弾」の意味ととって差し支えないと思います。
因みに水中で使う(実際は浮かべていた)「水雷(火)」にたいして地上で使う「地雷(火)」、「機械式水雷」から「機雷」、「魚型(自走)水雷」から「魚雷」。「爆雷」は単純に爆弾の意味の場合と水雷以外を指す場合があるようです。(詳しい方、間違っていたら指摘下さい。)
タンジェント
- 小学館 日本国語大辞典より
「雷」1.かみなり いかづち 2.爆発する兵器
"らい"読みは呉音。
日本の書物にて この漢字が初見となるのは
”かみなり”としての使用は、続日本記(797年)。
火薬爆発物を表すものとしての使用は、1810年ころの兵器書に"雷金”として見られる。
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本件質問に対する回答は、「雷 らい」は兵器として使用する爆弾の事です。
戦前は 航空機用爆弾にも種類区分けとして、破片爆弾に対する、地雷爆弾(或いは投下地雷弾)という呼称が
存在していました。
地雷爆弾:爆薬の炸裂威力を主眼とし、多量(重量比約60%)の強爆薬を内蔵した爆弾。
その分 弾体は薄肉である。
軌跡の発動機?誉