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17世紀初頭の大砲で、オランダ東インド会社の社章(VOC)の下に「E」のレリーフがありました。 VOCの上に「A」はアムステルダム本社の印と言う話を聞いたことがありますが、Eについては知りませんでした。この由来に付いてどなたかご存知でしょうか? HI |
- 調べただけなので、解説はできませんが。
http://www.hubert-herald.nl/IndonesiaVOC.htm
ページ中程にEnkhuizenとあります。
太助
- 太助さん、ありがとうございます。
HI
- VOCが「連合東インド会社”De Vereenigde Oost-Indishe compagnie」の、略称(VOCの「V」が「連合」の意味)であることからも推測できるように、オランダ東インド会社は「特殊の目的のために同盟せる6自治体の連合組合」でした。
VOCは、オランダ商人達が独自に東インド貿易をおこなうことによる競合や混乱を回避し、またイギリス東インド会社に対抗するために、それまでの東インド貿易関係者(+これから東インド貿易に乗り出そうとする者)を一体化しようとしてつくられたのですが、完全な統合には至らず、アムステルダム、ホールン、エンクハイゼン、デルフト、ロッテルダム、ミデルブルフの6つのカーメル(部分会社・chamber)の連合体となっています。
各カーメルは、それぞれ株式を発行し、会計的にもVOC本社とは独立していました。(ですから「支社」といういいかたはやや誤解を招きやすく、部分会社とか出資人組合とでもいう方がいいかと)
なお、VOCの上にAはたしかにアムステルダムですが、VOC本社ではなく、VOCアムステルダム・カーメル(「支社」を使うならVOCアムステルダム支社)のマークというべきでしょう。
カンタニャック
- カンタニャックさん、ありがとうございます。
ちなみに例の英書にあった「エンクハイゼン号」はやはり船名のようです。もっともエンクハイゼンの資本であることは間違いないでしょうが、ああややこしい。
HI