243 |
こんちわ。 FNハイパワー大好きなんですが、1911と違ってあまり目立ってないのが寂しいです。 45信仰があるにしても、ハイパワーはもっと評価されてもいいと思うんですが。 やっぱり古いから? snow |
- 目立ってないわけでも、評価が不当に低いわけでもないと思います。
長年英連邦諸国で使われ、カスタムベースとしても多用され、その後も.40S&W仕様も作られています。
ただ、日本においては、拳銃での実戦射撃は1970年代以降、国本圭一やイチロー・ナガタ、トビー門口といった人たちによって「刷り込まれた」――つまり、彼らがオートを使うといえば基本は1911系であり、まだレースガンと分化する以前の“コンバットカスタム”も、ハイパワーベースのものは日本に紹介される機会が比較的少なかった。
なおかつ、日本におけるハイパワーのトイガンも、競作になるほど出たわけではなく、しかも「9mmならDAが、SAなら.45が」的な風潮もあった様に思える。――MGCのM59あたりから。
更に、映画などで“ハイパワー使い”というのが、1911使いほどあまりいなかったのではないか?
大雑把に言うと、日本では米国発の情報がメインとなりがち(欧州コンバットシューティング事情は、皆無でないにせよ少なく、欧州の特殊部隊の記事がポピュラーとなる頃は大抵SIG等を使っていたように思う)で、米国では1911かDAD9か、という按配で、「評価は高い、ダメな銃ではない、けどハイパワーである必要もない」という具合になってしまったのではないかと。
杉村徹
- 日本では、Cz75 がやたらと持ち上げられた影に隠れてしまったかも知れませんね。両者とも鋼鉄削り出しで細身なダブルカラム多弾数グリップが身上ですが(この二挺に比べると M92 は丸木で M59 は角材みたいに感じます)、DA&SAのうえ銃身精度が高くベンチレストでの命中精度が高いと評判の Cz75 に対し、SAオンリーのうえ銃身精度が甘いと言われる HP はカタロスグペック偏重な傾向のある日本のガンマニアに「イマイチ」という印象を与えたかも知れません。
無記名
- >1.杉村氏回答に補足します。
世界各国でハイパワーは非常に良く評価されていると言えます。
下記に紹介するWiki 英語版のページで世界主要各国軍隊の制式拳銃が一覧として拝見できます。
http://en.wikipedia.org/wiki/Service_pistol
"M1935=High Power"は 世界14ヶ国で今だ現役として働いております。
(元々が1920年代設計ですので、さすがにダブルアクション+多弾倉の最新オートに更新しつつある国々も増え、
新旧使用混在しつつM1935そのうち老朽自然消滅するでしょう)
対し、"M1911A1"を現役使用中の軍隊は米国、台湾、タイの3ヶ国位ですね。←全てM9やP226へ更新中。
という事で、米国中心の情報や取材に過信してはいけないですね。
尚、帝国陸軍造兵部門の重鎮・銅金少将一門の1人として小火器開発に携わっていた伊藤滇吉 氏(陸軍少佐)は
戦後に或る専門書への寄稿文で、中型自動拳銃の代表は ブローニング M1910、
軍用大型自動拳銃の代表はブローニング ハイパワー だと賞賛されていました。
(ダブルアクション+多弾倉のオートが出現する前の時代ですが!!)
軌跡の発動機?誉
- 」セ3」ョメチフル滇シェ ハマ」ィ齣ワ緩ルラ」ゥ。ホトラヨ我轍、ャウタエ、゙、サ、、ヌ、キ、ソ。」
、オ、、コ、、聲+アw 」ス"、ニ、"。。、ヌ、ケ、ャ。「"、キ、"、ネユi、゙、サ、゙、ケ。」、キ、、ュ、チ ハマ、ヌ、ケ。」
。ォ」ソモ
- 回答ありがとうございます。
世界的には大活躍なのですね。嬉しいです。
あとはできれば、国内でも、Gun誌とかが特集組んでくれないかな〜なんて。
HPのコンバットカスタムとか興味深いですしね。
snow
- >3.及び 4. 伊藤滇吉 氏(陸軍少佐) ← 失礼しました。文字変換が出来ませんでした。
さんずい+眞 =てん ですが、"しん" と読ませます。"いとうしんきち" 氏です。
ところで、現在のベンチマークと言える BERETTA M9 (M92FS)や SIG P226と High Power
実際に三者撃ち較べてみれば、もうHigh Power の出番ではない事を感じます。
将校の護身用程度と割り切ればそれなりに用を足しますが。
〜?誉
- 自衛隊の旧ガバメント拳銃の次期正式採用トライアルで
P220とハイパワー2つを候補に出して競い合ったくらいですから
日本の防衛関係者には、ガバよりHPのほうが性能的にも優れているという意識があったのではないのでしょうか?
銃大好き
- >5
印象に残っているところでは、1988年頃のGun誌で紹介された個体(8月号だったか?)や、1995年頃(96年だったかも、いや93年だったか?)のアームズ誌で紹介された.40S&Wのノバック・カスタムあたりでしょうか。
90年代前半あたりまでは、ゲスト的な扱いでレポートに供されていたのですが……。
そういえば、Gun誌1979年10月号だったか、イチロー・ナガタ氏がレポートした極初期のシリアルNo.1603(イチロォーサン、とか)、まだイチロー氏は所有しておられるのだろうか?
トイガンだと、“コレナガ・アームズ”というカスタムショップの広告で、マルシンのモデルガンをベースに製作された、ボーマーサイトとか載せたような作例が80年代初頭に見られました。
>7
他にも国産のニューナンブM57A1も出ていました。
ただ、このトライアルでは“DAであること”も条件にあった様な気がしますが。
とりあえず1911の更新で.45から9mm×19に、というのがあったわけで、そうなると1911の9mmでは変える意味はないし、ハイパワーは既に海上保安庁が使っていた実績があります。ただしトライアルに供されたのが移管されたものか(法的に可能かどうかともかく)新規に輸入したものかは?
で……記憶モードですが、確かトライアルにはFN・140DA(ベレッタM84のOEM)もあったはず。.380ACPのオートが何故? と首をかしげるのですが。
ハイパワーの方がガバより性能的に優れているという意識があったかどうかは?
「日本の公用拳銃として採用実績もある」
「英連邦や、その他の多くの国で軍用拳銃として採用されている」
という点で、候補に挙げてもよい、として、
「米軍が9mmのDAオートにする以上、それに倣うべきだろうか」
「しかし米軍トライアルにおけるベレッタM92(当然FどころかSB以前)の採用は先行き不明だ。さりとてS&W・M59はグリップが太すぎると聞く」
「拳銃はいっそ互換性捨てて.380はどうだろうか? .380にはベレッタM84やFN・140DAがある」
という意識があったのかも、しれない。
自衛隊のトライアルで、どのあたりがP220を採用させた理由だったのか、が見えてこない……。9×19で設計が一番新しいのはP220だし(M57A1はSAだし、というか新中央工業はSAでなきゃいけない理由があったのか?)、その当時P225と226は不透明な存在だったろうし(CZ75は共産圏だから論外)……あと、ライセンス生産できるかどうか、とか。
杉村徹
- P220について
要求仕様に「複列弾装にしろ」となかったから、あえて避けたという
可能性はないでしょうか、当時の拳銃選定で。
砲身
- >7〜9. 極東某国の9mm拳銃の制定の経緯は以下の通りです。
新拳銃制定目的: 老朽著しく 且つ、米国でも生産中止にて部品供給も不可能な .45口径 M1911A1ガバの更新。
要求仕様: 1.口径 9mmルガー。
制式時 NATO 9mmParabellum準拠弾=9mm普通弾に変更。
2.機能、命中性能、耐久性 共にM1911A1と同等以上の事。
3.小型軽量な事。
これだけです。 Wアクションや、多弾倉 の要求はありません。
この要求に対し・・・・
・現代軍用自動拳銃 代表として Browning HP。
・構造簡易なブローバック代表として Browning BDA 380。
・国産代表として 新中央工業 M57A1。 小型軽量を重視。
・最初からの本命として SIG P220 9mmParabellum仕様。
実際に性能、耐久性、環境 等の試験に供試されたのは、M57A1 と SIG P220 の2種だけであり
他は事務的な当て馬でありました。
試験結果は本命の SIG P220 の勝利に落ち着きました。
勝利理由: 軽量 且つ命中精度において SIG P220 が一番秀でている。 上記要求仕様を全て満足する。
(私的には小型とは相反すると思いますが!!)
以上 本題とは脱線いたしましたが、9mm拳銃の制定に関する小生の認識であります。
補記・・・・
Browning HPもパーフェクトな銃ではありません。
極東某国コーストガードで使用 のおり、シアーバーリテイナーピンがよく折れる欠点を指摘されています。
〜?誉