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R. L. Wilson著THE WORLD OF BERETTAを入手したのをきっかけに、ベレッタについて少し調べてみようと『ベレッタ・ストーリー』(床井雅美著:徳間文庫)も参照してみたところ、P122にM1915オートマチック・ピストルに関して、「ベレッタ社の技師ギアンドーソ」がこのピストルを設計したとありました。それで、ウィルソンの本(含:巻末索引)でもネットでも調べてみましたが、“ギアンドーソ”なる人物についてどうしてもわかりませんでした。1944〜45年にTZ-45サブマシンガンを開発した兄弟がGiandosoという名前らしいですが、M1915の設計者と同一人物と思えません。ベレッタ社の技師であるというギアンドーソについてご存知の方がおられましたら教えていただけないでしょうか? よろしくお願いします。 Jウォ〜ク |
- 誰からもレスが無いので私が少々・・・・ご期待に添えないレスを!!
BERETTA M1915/1919 のデザイナーに関して調べて見ました。
その事に言及しているのはNETでは下記4つのページが有りましたが、全て BERETTA社のデザイナーとして
あまりにも有名なテゥリオ マレンゴニ"Tullio Marengoni "がM1915/1919 のデザイナー・設計関係者と
記述されておりますね。 ギアンドーソという名前は見かけません。
特に、一番下は独語のページですが、マレンゴニが 1915.6.29 にベレッタ自動拳銃のパテント収得した旨記述されています。
ttp://www.carbinesforcollectors.com/Italianauto.html
ttp://www.jaegerplatoon.net/PISTOLS4.htm
ttp://www.berettaweb.com/1923/mod_1923_P1.htm
ttp://www.beretta-pistols.de/modell1915.html
独語 "Marengoni entwickelte fur Beretta deren Selbstladepistole, die am 29.06.1915 patentiert wurde."
まとめ・・・
この頃既にマレンゴニはベレッタ社のチーフデザイナーであります。
その下にもしかしたらギアンドーソという無名のデザイナーが居り 実は主担当として働いたかも知れない事を
否定する資料を小生は持ち合わせおりませんが、銃器関係者一般には、
”戦前戦後のベレッタ社の銃器全般の設計はマレンゴニの手による”
が現在の 定説でありましょう。
例え 実は無名の誰それが M1915の主担当であったという新説・真説があるとしても
それだけであったならば今日のベレッタ社のヒストリーや世界の銃史に何も影響を与えるものではないでしょう。
軌跡の発動機?誉
- 誉さま、ご回答ありがとうございます。
私も開発者は「イタリアのエジソン」マレンゴニだと思っていたのですが、Wilsonの著書には「Marengoni and his successors」というくだりがあり、Giandosoもそのひとりなのかと思ったしだいです。それでどんな人物だろうかとネットで調べてみたら、TZ-45の兄弟がヒットしてよけいにわからなくなってしまいました。
マレンゴニも人物としての資料が以外に少なくて、顔写真もついこのあいだ見つけたばかりです^^;)。
Jウォ〜ク