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第二次世界大戦時に敷設された米国機雷について質問があります。 Mk25、36などの缶体に付けた番号とは別に起爆装置に付けられたM9やA5といった番号がありますが、これに付いての詳細が知りたいのです。 特に磁気感応式のM9とM11に付いてご説明をお願いします。後、係維式のM5に対応するMkナンバーも教えて戴けませんでしょうか。M4についてはMk13と当たりを付けています。 音響感応式のA3・A5はそれぞれ中周波・低周波、A6は水圧・磁気感応式と聞いています。 なお、これらについての参考資料をご存知でしたら、是非とも教えて戴けませんでしょうか。よろしくお願いします。 HI |
- ご質問の意味がよく判らないのですが、機雷とその発火機構の型式の組合せをお知りになりたいということでしょうか、それともM9やM11など発火機構の構造作動や性能要目をお知りになりたいということでしょうか?
艦船ファン
- 両方が知りたいです
機雷のMk○○の後に続く、感応形式を示すMod××とM9やA11などの感応装置の名称の対応
同じ磁気感応式のM9、M11の違いといったことなどを知りたいです
HI
- 米海軍の公式資料はありませんので、日本側で知られている各機雷に使用する発火機構の型式、及びmodificationは次のとおりです。
Mk10 : M5
(mod 3 は潜水艦用、mod 6,7,8,9 は航空機用)
Mk12 : M9
(mod 0,3 は潜水艦用、mod 1,4 は航空機用)
Mk13 : mod 0,3,4 はM4、mod 5,6 はA3 mod 2
(航空機用)
Mk18 : M9 mod 0
(水上艦艇用)
Mk25 : mod 0 はM11 mod 4、mod 1 はA5 mod 2、mod 2 はA6
(航空機用)
Mk26 : M9 mod 1
(航空機用)
Mk27 : M9 mod 1
(潜水艦用)
Mk36 : M9 mod 1
(航空機用)
Mk39 : M11 mod 5
(航空機用)
Mk50 : M19
(航空機用)
なお、Mk10は繋維式で、それ以外は総て沈底式です。 発火機構を含む各機雷そのものの詳細データは省略します。
Mk9は「Relay Operated Induction Type」と呼ばれるもので、パーマロイをワイヤーコイルで巻いた受磁線輪によって船舶による磁気歪みを感知し、これをリレーで作動させるものです。 機構・作動そのものは安全装置や時限発動装置などが付属して少々複雑ですので図が使えない本Q&Aでは省略します。
Mk11は「Electronic Induction Type」と呼ばれるもので、M9のリレーの替わりに真空管を使うもとのお考えいただければよろしいかと。
艦船ファン
- 艦船ファンさんありがとうございます
HI