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アフガニスタンにおいて、劣化ウラン弾の影響と思われる健康被害等が、この1年間に急激に増加しているとTVのニュースレポートにありました。 劣化ウラン弾とは、戦車のような装甲目標に対する物と聞いております。今のアフガニスタンで米軍が劣化ウラン弾を使わねばならない目標とは、どのような物が有るのでしょうか? PARA |
- 単純に榴弾等で抜くことの出来ないもの全般では?
つまり家屋やビル、コンクリや岩・瓦礫等で構成された陣地の火点、各種車両類、言ってしまえば人体以外の殆どに対しては、榴弾よりも徹甲弾を用いるに相応しい場合が多々あるかと思われます。
SUDO
- SUDOさま、早々の御返答ありがとうございます。
装甲目標では無くとも普通に徹甲弾として使用されているのですね。
そのような目標に対して、使用量が1年前に比べて大幅に増えていると言う事は、米軍のアフガニスタンでの活動内容が治安維持的なものから積極的な攻撃に変わってしまったと考えるべきなのでしょうか?
PARA
- 想像ですが、地上部隊が A-10 を上空支援に呼んだ場合、攻撃目標が明確に視認可能な砲台や装甲車両であればマベリックやLGBのような精密誘導弾を使うでしょうが、「その辺に敵が居るはずだから制圧してくれ」というような曖昧な要請であった場合は探りがてらに機関砲で掃射してみるしかなく、結果として劣化ウラン弾の使用頻度が増えている…というような事情があるのかも知れません。
無記名
- 無記名様、ご意見ありがとうございます。
A−10やその他の地上支援器材の作戦運用数がこの1年で大幅に増加しているのでしょうか?
アフガニスタンにおける現在の米軍の活動に詳しい方、今何が起きているのか教えていただけませんか。
PARA
- アフガン+米軍でググってWikiのアフガン内戦(2001年〜)の経緯を見れば、2010年初めからモシュタラク作戦が開始されたことがわかる。この英語綴りを調べ、Operation Moshtarakの英語版Wikiのページを見れば、大体のことは書いてある。モシュタラク作戦の名前を知らなくても、新聞の国際面読んでいれば、最近になってタリバン掃討作戦が強化されたことはすぐわかること。
その英語版Wikiのページに劣化ウラン弾使用のことは出ていないが、タリバン側の対空火砲を潰すために、ヘリコプターによる攻撃などが積極的に展開されているようですな。アフガンに展開されている米軍の戦力も載っているので、それ見てみたら。
ま、ちょっと検索すれば、人に聞かなくても基本的なことは調べられるんだけどねえ・・
アリエフ
- アリエフ様、ご教授ありがとうございます。
オバマ政権発足以来、兵員の増派が進められている事は聞いておりましたが、大規模な攻勢が繰り返され、また今後も続けられていくであろう事が解りました。
しかし、調べた範囲では、米軍は通常の軍事活動を行っているだけのように思え、やはり問題は劣化ウラン弾が普通の弾薬として大量に使われている事なのでしょうね。
自分は、日米安保条約に反対の立場を採るものでは有りませんが、米軍の地上部隊が日本国内で作戦行動をとった時の事を考えるとかなり憂鬱になりました。
PARA
- 劣化ウラン弾に関する米国当局の解説(在日米国大使館)
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-j20031006d1.html#duyugai
ま、このサイトに対して、反米的あるいは営業でやっている「反戦平和運動」団体のような方々は、嘘をばら撒いていると決めつけるのでしょうケド。
ま、劣化ウランの出す放射能が、どのような種類のものなのか、ガンマ線なのか、それ以外のものか、ということから調べて、自分の脳味噌使って検討したほうがよいと思います。
アリエフ
- >6:米軍の地上部隊が日本国内で作戦行動をとった時の事を考えるとかなり憂鬱・・・
わたしも憂鬱になります。でもわたしの憂鬱は、米軍の地上部隊が日本国内で作戦行動を
とらねばならないような状況、です。ひいては>7:営業でやっている「反戦平和運動」団体、の
人々が誤ったメッセージを近隣の国々に送らねばいいなあと。以上は議論ボード向けで恐縮です。
ご懸念の劣化ウラン弾の健康被害に関しては、その何千倍?もの銅や鉛含有の弾が使われることも
ご検討くだされたく。
梅吉
- >7 修正、劣化ウランの出す「放射能」でなく「放射線」ね。ま、世の中にはこういうミス探して自己満足に浸っている方もいるみたいですけど。
アリエフ
- タングステン合金弾あたりとコストパフォーマンスは大差ないのに米軍は自分のところの兵隊にも健康被害がでるのを承知で(すくなくともその疑いが濃厚にある)使ってるのはナンでなんだろうとか思うのですよ
ブルー
- >10
世界のタングステンの生産量は8割方中国で、そのあとにロシア、カナダと続きます。有事の安定した供給先として扱うにはちょっと問題ありそうです。
一方ウランはオーストラリア、カナダが大きな埋蔵量・輸出量を誇ります。さらにこれまで作った核兵器や原子力燃料を考えれば劣化ウラン弾頭の材料はタングステンよりも安定した供給が可能と言えるのではないでしょうか?
けい