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こんばんわ。 ある種の爆薬は爆発前に爆薬に圧力が掛かり過ぎると 爆轟が中断したり不爆になったりの 死圧現象を起こすらしいですが なんで圧縮されると爆発しなくなるんですか? 本を読んでもさらりとしか書いてなくて、困ってます。 なんとなく気になるので。 よろしくお願いします。 新横浜 |
- 凄く乱暴かつ単純に言うと以下のような仕組みです。
爆薬が爆発するのは高熱に晒されるからなんです。そして一般には、火をつけるか、強烈な衝撃を与えて「断熱圧縮」をさせて、爆薬中の空気等を高熱になせて、熱を火薬に入れて爆発させるわけです。よって、基本的には圧縮することは爆発させることに繋がります。
しかし爆発前に圧縮しすぎると、いざ爆発の時につぶれて発熱してくれるはずの空気が、既につぶれちゃってるので、十分な発熱が得られないといったことが起こったりするのです。
SUDO
- SUDOさん回答有り難うございます。
ぼくも、本を読んでて、エマルション爆薬や含水爆薬に起爆し易くする為の
マイクロバルーンを仕込んでると書いてあるので、
起爆前に泡が潰れてしまうのかと思ったんですが。
雷酸水銀やDDNPにも死圧現象が有ると書いてあるので、
ちょっと混乱してます。
後者は、別の原理で不爆になるのでしょうか?
新横浜
- あまりに高温高圧縮下だと場合によっては分子結合が損なわれることもあるでしょうし、本来期待したのとは別の反応(副反応)を引き起こす可能性が出てきます。
SUDO
- 有り難うございます。
なんか、素人的には爆薬が圧縮されると起爆しなくなるというのには
以外ですね。
新横浜
- 答えが出ていますので蛇足です
そもそもが取り扱いが簡便にして過酷な条件でも効率よく完爆する爆薬を作るための苦労の歴史の
例としてダイナマイトの発明があります、またプルトニウムを利用する原爆の点火のためには
当代の天才達を集めて爆縮レンズの設計をさせるなど「安定な爆発」のために人類は知恵と労力を
そそいできました。逆説的な言い方ですが爆薬は簡単には爆発してくれないてことです。
>素人的には爆薬が圧縮されると起爆しなくなるというのには以外ですね。
内燃機関で言う所のデトネーション状態と思えば納得できると思います
tune