1093 |
第二次大戦中、アメリカはカサブランカ級護衛空母50隻を短期間で建造しました。減速歯車製造能力に限りがあり、タービンではなく、ユニフロー蒸気機関を採用しました。この機関は理論上の効率は高いものの、構図上からくる難点があり(シリンダーからの蒸気漏れなど)、機関部要員からは多くの不平が出たと言います。リバテイー船の主機のように「普通の」蒸気機関を使っていれば良いと思うのですが、なぜわざわざ難点のあるユニフロー式を採用したのでしょうか。私は、熱効率の高さを重視したことが一番の理由だと思うのですが、そう考えてよろしいでしょうか。馬力あたりの重量も小さかったのかと思いますが。 電気戦艦 |
- 上記2行目、構図上→構造上
電気戦艦
- 一番の理由はメーカーのSkinner社が完成品を納入でき急速建造に良く対応できたからじゃないでしょうか
駄レス国務長官
- 「熱効率の高さを」ということですが、Wikipediaの
https://en.wikipedia.org/wiki/Uniflow_steam_engine#Skinner_Unaflow には、"This engine operates in a steeple compound configuration and provides efficiencies approaching contemporary diesels"と当時のディーゼルに近い燃費だったとあるものの、この型は"The Casablanca-class escort carrier, the most prolific aircraft carrier design in history, used two 5-cylinder Skinner Unaflow engines, but these were not steeple compounds"とあるように、カサブランカ級には搭載されていません。この5気筒機関がどの程度の熱効率であったかは存じませんが、1で
長官閣下が仰るような理由だろうとは思います。ただ、2番目を挙げるのなら、リバティー船に搭載されたレシプロ機関では求められる速度を出せなかったからではないかと思っております。
hush
- hush様、失礼ながら、その英文だと「カサブランカ級には搭載されています」ではないかと。
タンジェント
- スチープル(尖塔)つまり竪型のタンデム(串式)コンパウンドでなくノンコンパウンドつまり単式膨張のようですね
熱効率は複式膨張に比べて劣るんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
- >4
御指摘多謝。引用の仕方が悪かったようです。 http://asait.world.coocan.jp/kuiper_belt/canal16/uniflow_steam_engine.htm#section23 を御覧いただければと思っております。
>5
やはり単式ですか。フォローありがとうございます。
hush
- Skinner社のユニフロー機関には、ステイープル型のコンパウンドと普通のノンコンパウンドがあり、カサブランカ級には皆様おっしゃる通り後者が搭載されていました。このコンパウンドは熱効率はいいかも知れませんが、構造が複雑(シリンダ径が二種類)で運用も面倒そうです。ノンコンパウンドは構造簡単で、製作費も安くついたと思います。私は、以下のサイトを見て勉強しました。
http://www.smokstak.com/forum/threads/skinner-steam-engines-steeple-compound-vs- clasic.82413/
なお上記サイトの中に
http://www.carferries.com/skinner/ が引用されています。図面もたくさんあり、役に立ちます。
電気戦艦
- 上記で上の方のサイト名は正しくありません。最後のところを、単に classic に直してください。
電気戦艦