966 こんばんは。日本海軍の空母の飛行甲板について、とあるブラウザゲームのサイトで日本海軍の空母は復元性を求めて軽量化にこだわったので飛行甲板の強度が不足していた、実際に飛行甲板の歪みが生じていた云々という記述を見たのですが、これは事実なんでしょうか?
日本海軍趣味者

  1. 初期の空母というものは、大体が他の艦種からの改造です。
    強度甲板の上に格納庫が有り、その上に飛行甲板が有ります。

    日本だけの話では無いのです。

    因みに日本を打ち負かしたと云っても過言では無いエセックス級。
    台風でひしゃげた飛行甲板の画像を見る事が出来ます。
    暇人

  2. 飛行甲板が船体強度の一部を受け持つ強度甲板でなければ艦載機の運用に支障を来たさない範囲で強度や歪をある程度受容して軽量化に努めトップヘビーを抑制するのは至極当然のハナシではないでしょうか

    駄レス国務長官

  3. 先生が登場してしまったけれど、蛇足。

    強度甲板上に飛行甲板が有る空母はの歪み(伸縮)を防止する為にエクスパンションが甲板上に設けられています。

    飛行甲板に強度が求められた理由。
    それは、爆撃対策です。

    日本だと大鳳以降。
    装甲空母ですね。御蔭でトップヘビーを抑える為に格納庫は1段とせざるを得ず、結果、従来の船より搭載機数で劣ります。

    強度甲板が飛行甲板だった空母には、龍鳳が有りますが、あれは補助空母なのでしょう。
    暇人

  4. 日本空母の飛行甲板は質問の通り、軽量化のために簡易な構造になっています。加賀では穴あき鋼鈑を使用したために格納庫への雨漏りがあったほどです。
    飛行甲板の強度見直しは爆撃対策とは無関係で、英米の空母では搭載機の重量増大に従って次第に強化されていますが、日本の場合、大鳳以降、新設計の空母が事実上存在しないため飛行甲板の強度は赤城、加賀当時のままで、着艦による変形が認められていました。
    さらに戦時中の飛龍型では工作不良のため軽構造の飛行甲板に竣工時から歪みが生じ、直下の格納庫天井の垂れ下がりが見られた艦もありあす。

    また、飛行甲板が強度甲板となるのは装甲だけが理由ではなく、隼鷹などもそうですね。
    BUN

  5. 客室取っ払っているから強度甲板なんですね。
    暇人

  6. なるほど。それほど航空機の発達は凄かったんですね。皆様ご教授ありがとうございました。
    日本海軍趣味者


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