958 松型の航続力についてお尋ねします。
よく、航続力の不足で作戦の足を引っ張ったと聞くが、18ノット3500海里は、楽しみに多く14ノット台の4000から5000海里の駆逐艦の航続力に対しそれほど不足は無いと思います。どうして、そう言われたのでしょう?
青江

  1.  http://www.warbirds.jp/ansq/2/B2000467.html
     このあたりを眺めていますと、この程度の差がかなり大きいように思えます。
     
    hush

  2. 特型駆逐艦位まで、巡航速度14ノット。
    白露型辺りから、18ノット4000海里。

    500海里の差。900K以上の差は大きいのでは無いでしょうか。
    これは、駆逐艦だけ見ても仕方無い事だと思います。
    行動を共にする僚艦を見なければ。

    空母。
    鬼の様な航続距離です。

    重巡。
    青葉型から見ましたが、問題無さそうです。

    戦艦。
    長門型の16ノット5500海里?
    がちょっと気になりましたが、18ノット4000海里位行けそうです。

    危なそうなのが、5500t級の巡類。
    速度を落としてやっと沖縄に着いたとかの記述を見ます。

    艦隊行動は、主力艦を活かす為に考えられる物かと思います。
    主力艦類の足を引っ張る補助艦艇はやはり御荷物なのでは無いでしょうか。
    暇人

  3. かと言って燃料積載量を増やせば船体が大きくなり所要馬力も増大し結果燃料消費が増える悪循環となりますので足の短い補助艦艇は作戦上必要ならば大型艦や給油艦より洋上補給するのが宜しいんじゃないでしょうか
    駄レス国務長官

  4. >3

    戦艦から給油したとかの例も有りますからね。
    しかし、良かったか悪かったかというと後期のこの時期に3500海里は短かったのでは?と思います。
    暇人

  5. 丁型に付いては、艦隊型の型では無いので悪い訳では無いだろうと思っています。むしろ、装備は充実しているかと。
    暇人

  6. 丁型駆逐艦は(簡易)艦隊型駆逐艦ではないかと思いますが。
    Ranchan

  7. >6
    失礼しました。

    でも、本題のところどうでしょう?

    是非とも御意見を伺ってみたいです。
    暇人

  8. 松型の計画経緯を見るに海軍は「3500海里」という航続力に満足していた訳ではないでしょう。
    戦時量産可能な機関が鴻型水雷艇のもの(缶2基2軸19000馬力)、という前提の元で性能面の妥協をした結果として18ノット3500海里という数値になっただけでは?
    薩摩

  9. 要目簿によるとネームシップ「松」は速力18ノットで約3900海里と計画より良好な成績が記録されています。

    ですが、その良好な航続性能を得るための巡航タービンの力量が不足していた可能性が高いです。
    計画時、18ノットに対する所要馬力は3,150馬力と見積もられていますが、鴻型では巡航全力(当時は巡航超過全力)でも
    20ノット/3,000馬力に過ぎず、さらにこの状態では鴻・松ともに推進器回転数が不均衡になります。
    本来この機関は松型より一回り小さい鴻型を16ノット(機関の要目では小艦艇ゆえに風浪の大と
    判断してか17.5ノット)で巡航させることを目的に設計されたものと思われますので、
    松型では18ノットを持続するには主タービンへの直接送気を追加してやるか、18ノットに達する
    前に燃費の悪い主タービン運転に切り替える必要があった、即ち18ノットで理想的な燃費性能を得るのは難しかったのではないでしょうか。

    参考までに朝潮/陽炎/夕雲型は以下のような速力・所要軸馬力となっています。
    一般に巡航タービンは基準速力に対し巡航全力を+2ノット、嵌合したまま発揮しうる最大速力を+2〜4ノット、
    あるいは可能な限り高速を出せるよう計画されていました。
    18ノット/4,100馬力
    21ノット/7,000馬力
    24ノット/11,000馬力

    kimurada

  10. すいません訂正です。単に速力/軸馬力だけでは意味が伝わりませんね

    基準速力(旧称巡航全力)18ノット/4,100馬力
    巡航全力(旧称巡航超過全力)21ノット/7,000馬力
    巡航最大速力(旧称巡航許容全力)24ノット/11,000馬力
    kimurada

  11. 3900海里であればそんなに問題無さそうですね。

    興味深い御話し有難う御座いました。
    暇人

  12. >11
     それは18ノットで走った場合で、艦隊の速力が上がった途端に問題が生じるということでもありますが。
     実際、桐は大淀からの燃料補給がうまくいかなったことが大きいのですが、不時着水機の捜索に向かったきり小沢艦隊に合流できなくなっています。
     
    hush

  13. >12

    使い方にもよるのでしょうね。
    対潜哨戒とかしなければならなったりとかも有りますから、燃料の消費を一概に括る事は出来ないかと思います。

    が、やはり短いより長い方が良いかと。

    陽炎型は実際の燃費はカタログスペック以上だったとか。
    かたや、末期の特型 雷だったかな?は、17ノットで1600海里だったとか。

    考えさせられる物が有ります。
    暇人

  14. >12

    中期、末期の押されていた時期は、敵潜がかなり居る訳で・・・。
    それを振り払うには増速かと思います。20ノット近く。トンボ釣りよりそっちの方が切実な問題だったかと思います。
    暇人


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