950 ニコニコにて日本海軍は93式魚雷の他に駆逐艦用の短射程高速魚雷を作ろうとしていたが失敗したと聞いたのですが、この魚雷の仕様計画や失敗理由、開発中止理由は何なのでしょうか?
凡人

  1.  どなたからも回答が無いようなので・・・ご質問の内容については分かりませんが、類似した話があります。ただし、私はこの話をネット上で見ただけで整合性のある他のソースを発見できていないので信ぴょう性については保証しかねます。

     93式魚雷はスクリューに問題があり、浅い深度で高速を出すとキャビテーションが発生し、それにより異常振動が発生して目標到達前に自己破壊してしまう。この問題のため喫水の浅い輸送船や駆逐艦等の小型艦船に対しては使えなかった(使うとしたら速度を遅く設定しなければならなかった)・・・というものです。
     この不具合は最高機密扱いとされたことや喫水の深い大型艦船を狙う場合は問題なかったことなどから、終戦まで解決されなかったとか・・・

     魚雷はもともと深度や速度を任意に設定できますが、高速に設定すれば射程は短くなりますし、射程を伸ばそうとすれば速度を抑えることになります。駆逐艦から撃つからといって高速短射程のものを別途わざわざ開発する必要があるとは思えません。第一、93式魚雷が発揮する48〜49ktは当時の魚雷が発揮できた限界速度と言って良いぐらいの高速です。
     おそらくご質問の話は別の話が又聞きの又聞きで内容が実際のものからだいぶズレてしまったものなのではないかと推察します。
    おうる

  2. 何で態々巡洋艦用と駆逐艦用を分けて作るのか理解でしないし、何処にも記述とか無いんで疑問に思ってたんです。
    回答して頂いただけでも嬉しいです。
    凡人

  3. 海軍水雷史によれば、海軍は魚雷の領収発射試験を戦艦用に深度5米で行っていましたが、実施部隊は巡洋艦に対して3米の調定で発射するのが常識であったそうです。
    海軍は3米の発射は考えていなかったので試験すらしていません。
    呉工廠魚雷実験部の少数の自発的実験によると3米までは雷速は低下しませんが2.5米になると2節低下しました。
    魚雷の深度は±0.5米位のバラツキが有る可能性が有るので命中率が落ちたかも知れません。
    これは推進器のキャビテーションが疑われましたが、弾頭形姿によるキャビテーションと違い終戦まで解明されなかったようです。

    >目標到達前に自己破壊
    これは信管の設計不備による、波浪の衝撃に因る不時発火が原因でしょう。
    poran


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