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2号海防艦ですが、機関を千鳥型5500PS又は、鴻型の9500PSにした場合に如何くらいの速度と航続性能になるか?教えてください。 青江 |
- その前に順序として既存の船体に代わりとなる機関(スペースと重量)が収まるか否かの検討が先なんじゃないでしょうか
2号海防艦の主缶は2基直列で缶室長9.6m、主機は1基で機械室長8.4m、合計18.0m
千鳥のは詳細不明ですけど鴻は主缶は2基直列で缶室長17.0m、主機は2基並列で機械室長18.0m、合計35.0m
2軸19,000shpの鴻を1軸9,500shpとしても缶室長は半減の8.5m、機械室長不変で合計26.5mで既存船体を8.5mはみ出します
いっぽう機関重量は2号海防艦123トン、鴻289トンですから後者を1軸9,500shpとしても144.5トンで差の21.5トン分与備浮力を減じます
加えて
主缶1基では運用上不便
2号海防艦の主機は単式(単胴)タービンで構造簡単、鴻の主機は巡航タービン・巡航減速機付きの高低圧(2胴)タービンで構造複雑
といったところもマイナス要因でしょう
まぁこういったハナシの十中八九は史実が最適解と思ってほぼ間違い無いでしょう
駄レス国務長官
- ご指摘ありがとうございました。只サイズは兎も角、重量的不利は出ても船としての成立はすると思います。千鳥型の缶二つとレシプロ9500PSの樺型駆逐艦の存在が理由です。
青江
- むしろ用途上必要な速力・航続力を先に想定してそれを実現する手立てを考えたほうが宜しいんじゃないでしょうか
リソース(予算、工期、建造所、機関の調達etc,)の問題もありますしね
駄レス国務長官