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レーダーの射界について疑問です。 こんごう型のラティスマストがステルス性を損なっている云々で非難する言説を目にしたことがありますが、これすなわちラティスマストは電波をよく跳ね返してしまうということなのかなと推察します。 ところで、きり、あめ、なみ型と、なべてラティスマストを装備しています。 これら各型はそのマストの中頃の前方に360度回転する対空レーダーを装備していますが、もしラティスマストが電波を跳ね返してしまうのだとすれば、後方のかなり大きな角度は電波が通らず死角になってしまっているのではないかと気になります。 周波数帯によって違いもあるのかも知れませんが、実際のところどうなのでしょうか? satoski |
- 鉄骨を組み合わせた塔状の構造物は形状が電波を乱反射してしまうという問題は艦船のマストに限らず陸上の電波塔や鉄橋なんかで問題になりますが、かなり以前からだいたい電波吸収塗料等で対処しているようです。
おうる
- よく見ると電波吸収板が貼り付けられているのがわかると思います。
海自においては護衛艦のマストへの電波吸収材の取付は、ちくご型より行われています。
(N)
- おうる様、(N)様
ご回答ありがとうございます。
大変恐縮なのですが、私がお尋ねしたかったのは、ラティスマストがステルス性を損なうかどうかではなく、そういうマストの直近に置かれた回転式レーダーの射界は360度ではないのではないか? 後方はかなりの死角となっているのでは無いか? であります。
その点のご意見を伺えれば幸いです。
satoski
- もう少し補足するとすれば、電波吸収塗料/材を用いていたとして、結局マストの向こうに電波は通らないということになるので、レーダーの射界を狭めているのでは? という疑問です。
皆様のご意見を是非お願い致します。
saatoski
- うるさくて恐縮です。
何故こう思ったかといえば、主に欧州系の艦船ではマストの突端に対空レーダーを置く設計が日米に比べ目立つためです。
対空レーダーはたかだか十数メーターの高さの違いでそれほど探知距離の差が出ないと思われるのに何故? というのが疑問の発端です。
satoski
- 「レーダ 回折 マスト 死角」で検索をかけると、同様の疑問に対して様々な考察がなされていますね。
どの考察が正解に近いのかは質問者さんに判断して貰うとして、「ラティスマストがステルス性を損なう、電波を跳ね返す」というのは、おそらくLバンド対空レーダよりもずっと波長の短いレーダに対して言える事だと思いますよ。小生は検索キーワードに「回折」を入れましたが、回折とは波長よりも短いものは電波を反射せずに透過し易い性質のことを指した筈ですが、詳細は検索事。
太助
- 太助様
ありがとうございます!
さっそくアドバイス頂いたワードにて検索し、色々みてみたいと思います。
確かにLバンドであれば20〜60センチまでの鉄柱は通り抜けますね。そういえばOPS-24もLバンドでした。
その辺りも含めてまた色々調べてみたいと思います。
satoski