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その昔、福井氏の著作で海防艦、五百島、八十島を知りました。元の寧海の高角砲6門の配置に心躍らせました。 質問は、あれだけ素敵な武装の両艦が、あんなチープな武装で海防艦になったかということです。 高速だし艦体も大きいのに納得できません。時期からして高角砲も足りなかったのでしょうか。 4式射撃装置 |
- この2隻については、回航後放置されていたように、日本側も持て余していたようです。武装が立派過ぎて復原性が悪く、外洋を航行するのを躊躇うような船だったからです。
したがって、再就役に当たっては、海防艦兼航空基地移動用輸送艦として、上部構造を一新するとともに、武装を思い切り減らし、マストも単檣にしております。高角砲があれだけだったのは、そういう理由です。もちろん、45口径3年式12cm高角砲は、(大正)3年式ということからも分かるように旧式な砲ですが、2000門以上も生産されていますので、不足していたからというのは考えにくいです。
ただ、この砲の発射速度は毎分10発程度ですので、濃厚な弾幕を張るには25mm機銃のほうが有効であったと考えられたのではないかと考えております。
hush
- hush様、回答ありがとうございました。よくわかりました、納得です。持て余しものだったのですね。
また訊いて申し訳ないのですが、高射装置は何を使ってるのでしょう。4式ですか。
それと、旧装備の8cm高角砲6門については砲側照準なんでしょうか。
4式射撃装置
- >2
せっかくですが、その手の知識は持ち得ておりません。むしろ、そのようなハンドル・ネームをお持ちなぐらいですから、そちら様のほうがよくご存じかと思います。
hush
- ありがとうございました。先の戦時中に正統な高射装置に限らず、対空戦闘に苦闘、奮戦した機器をもっと知りたいと思います。
4式射撃装置