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航空母艦「鳳翔」は新造時には右舷にアイランド型艦橋を持っていましたが、「飛行機から見て邪魔」との評価により間もなくフラッシュデッキ型航空母艦に改装されています。 しかしほぼ同世代の英空母「ハーミス」や「イーグル」は右舷に艦の大きさから見て不釣合いとも思えるほどの巨大なアイランドを持ち、両艦ともに戦没まで変わりませんでした。 「ハーミス」や「イーグル」は14cm砲や15cm砲を搭載しており、そのため射撃指揮設備が必要だったのは分かりますが、それは「鳳翔」も同じです。 英空母では「艦橋は邪魔」との評価はされなかったのでしょうか? (英空母においては、航空機運用より砲火管制の方が重視されたということなのでしょうか?) 宜しくお願いいたします。 Ranchan |
- 島型艦橋はずっと大型の翔鶴型ですら邪魔なのでフラッシュデッキ型に改造して欲しいと要望される邪魔ものです。
どこの海軍でも着艦機の立場からは邪魔なのです。
島型艦橋に他のメリットがあっても邪魔なものは邪魔なのです。
鳳翔の場合は着艦技術が確立しない時期に、吉良大尉の転落事故も絡んで、とにかく安全に着艦させようとの工夫が優先されて改装されています。
日本で母艦への着艦法が安定したものとなったのは昭和十年代に入ってからです。
BUN
- ご回答有り難うございます。
その当時は英国には航空機側にアイランドを我慢し受け入れるだけの経験・技量があったが、何もかも初めての日本にはそんな実力・余裕はなく、アイランド型空母を受け入れ運用することはできなかったのですね。
個人的には、それにしても「ハーミス」「イーグル」両艦のあの巨大なアイランド型艦橋は本当に必要だったんだろうか・・・と思えてなりません。
Ranchan
- 英海軍には着発甲板の中央に艦橋構造物と煙突を持つ奴も有りましたからそれに比べれば大分マシと思われたんじゃないでしょうか
駄レス国務長官
- ハーミズ、イーグルは砲戦観測用のスポッティングトップを外して眺めればレキシントンに似ていますし、その後のフューリアスは赤城、加賀のタイプシップです。イギリス海軍にとっても島型艦橋は邪魔ものだったことがわかります。ただフラッシュデッキ型の運用上の不便さに気づくのも早かったということでしょう。
BUN