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かなり初歩的な質問なのですが、過去ログ見ても見つからなかったのでご教授ください。 ロシアのタイフーン型原潜ですが、従来は水中排水量が48000tと様々な本に書かれていましたが、今年の世界の艦船増刊・世界の海軍に掲載されているドミトリー・ドンスコイでは、水中排水量26925tになっています。 同様にボレイ型も、従来はおよそ水中排水量24000tとされていたのが、19711tになっています。 これはどちらの数値が正しいのでしょうか? PAN |
- 潜水艦、特にロシアのそれについては分からないことが多くあります。したがって、ジェーン等の海軍年鑑で発表される要目についても推定値を含んでおります。当然、発表元が異なれば数値も異なるでしょうし、同じ年鑑でも、この年度版ではこうだがということになります。また、排水量というものも、個々の艦によって、測定した日によって、また、状態によって異なるものであり、目安でしかありません。
実際、タイフーン(アクーラ)型の要目をWikipediaで調べると、各国様々です。では、ロシア語版が正しいのかというと、かつて、海軍がジェーン年鑑によるとと発表したという話があるぐらいで、絶対ではありません。
今回、「世界の艦船」が、従来と大きく変わる数値を出してきたというのは、いかなるソースに由来するのか存じませんが、編集部としては自信を持っているのでしょう。でなければ、半減するような数値、しかも一桁まで出さないはずだからです。
同級は、絶対秘密であるはずの艦内写真も公開されており、最重要の軍事機密ではなくなっているようです。機密よりも外貨獲得が重要であり、最新型の潜水艦すらも輸出対象となっている現状を思うに、かなりの情報公開が行われており、そのような中での改訂ではないでしょうか。
hush
- >hush様
ご回答、ありがとうございます。
「世界の艦船」バックナンバーをいろいろ見たところ、2016年ごろから現行の数値を使っているようです。
それでここで質問した後に思い切って「世界の艦船」編集部に問い合わせてみたところ、最新のジェーン年鑑の最新の数値に加え、独自ソースを考慮して現行の水中排水量に変更したとのことでした。
PAN